2022年1月7日、韓国・ソウル経済などは、サムスン電子の昨年の売上高が過去最高を記録したと伝えた。

記事によると、サムスン電子は同日、昨年10～12期の売上高が前年同期比23%増の76兆ウォン（約7兆3000億円）、営業利益が52%増の13兆8000億ウォンだったと発表した。

新型コロナウイルスの世界的大流行下でも、昨年1年間で過去最高となる279兆ウォンを売上げ、営業利益は51兆5000億ウォンだった。これは、半導体のスーパーサイクルがあった2018年（58兆8900億ウォン）と2017年（53兆6500億ウォン）に続く記録だという。

この背景には、非対面需要やデータセンタへの投資が続き、サムスン電子が頭角を現しているDRAMやNANDフラッシュなど、半導体メモリの業況がよかったことが挙げられている。また、昨年発売された折りたたみスマホが世界的にも大きな人気を得ており、オーダーメイド型家電「ビスポーク」などの善戦も、記録的業績に寄与したと記事は伝えている。

これを受け、韓国のネット上には「文政権が駄目にした経済、サムソンのおかげで持ちこたえてるようなもの」「サムスンはコロナ禍のヒーロー、国威宣揚」「今後も前に前に進んでいってほしい」など称賛が相次いでいる。

その他「サムスン最高、政府最悪」「政府があんなに執拗（しつよう）にいじめたのに、本当にすごい企業」というコメントや、「こういう大企業は国が保護すべき。そうしてこそ多くの下請け企業が生き残り、結果として経済につながる」と求める声も見られた。（翻訳・編集/松村）