活魚から禁止薬物検出、中国税関が台湾の一部養殖場の活魚輸入を停止―仏メディア

Record China    2022年1月7日(金) 18時10分

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6日、仏国際放送局RFIの中国語版サイトは、使用が禁止されている薬品成分が検出されたため、中国の税関当局が台湾産の養殖ハタの受け入れを停止すると発表したことを報じた。写真はハタ。

2022年1月6日、仏国際放送局RFIの中国語版サイトは、使用が禁止されている薬品成分が検出されたため、中国の税関当局が台湾産の養殖ハタの受け入れを停止すると発表したことを報じた。

記事は、中国の税関総署が、福建省アモイ市の税関で台湾から輸入された活ハタから使用が禁止されているロイコマラカイトグリーン、ロイコクリスタルバイオレットが検出されたため、昨年12月30日より台湾にある2つの養殖場で飼育された活魚の通関受理を停止するとともに、台湾の他の養殖企業産の活魚に対する検疫を強化することを発表したと伝えた。

そして、台湾の大陸委員会が5日にこの件について、中国側から昨年12月27日に「両岸農産品検疫検験協力合意」に基づくプラットフォームを通じて台湾検疫当局に連絡があり、禁止薬物成分が検出された養殖場からの中国への輸出を停止するとともに、調査を実施の上で調査結果を報告するよう求めがあったとし、「中国側は台湾への連絡後に通知を発表しており、一般的な検疫のやり方、慣例に沿ったもの」との認識を示したとしている。

また、行政院農業委員会動植物防疫検疫局の副局長が「以前は多くの国で養殖業者が、主に養殖池のカビ菌、細菌を死滅させるためにロイコマラカイトグリーンを使用していたが、マラカイトグリーンは工業用染料であり、発がんリスクがあるため台湾の養殖業では使用が禁止されている。ロイコクリスタルバイオレットも染料の一種だ」と説明したことを伝えた。(翻訳・編集/川尻

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