2022年1月1日、環球網は、中国との宇宙開発競争で後れを取っている米国にとって、2022年が重要な一年になると米メディアが論じたことを報じた。

記事は、米メディア・ポリティコの12月31日付文書を引用。「新たな一年が米中両国の宇宙競争におけるターニングポイントになる。宇宙時代の新たなストーリーが定まる可能性が高いからだ。米中は現在、経済と軍事において主導権争いをしているが、それは宇宙分野でも同じだ」とするとともに、中国が一部の宇宙分野では米国よりも速いペースで進歩していると認めたことを伝えた。

そして、米上院商務委員会科学・宇宙分科会の共和党議員、ジェリー・モラン氏が「宇宙の輸送、探索において米国や他国を追い抜くという点について言えば、中国は速度を緩める様子は何ら見られない」と語ったことを紹介している。

さらに、米空軍の退役中将で宇宙戦略専門家のスティーブ・クワスト氏が「中国は宇宙や宇宙経済分野で主導的な地位を得ようとしている。そのことによる利益や国家の安全への影響を認識しているのだ」とし、宇宙を巡る米中間の競争は22年にさまざまなやり方で繰り広げられ、この1年間でどちらの国が優位に立つかが決定する可能性があると予測したことを伝えた。（翻訳・編集/川尻）