「朝鮮戦争は間もなく終わるかも」CNNが終戦宣言の可能性に言及=韓国ネット「必ず実現すべき」

Record Korea    2021年12月31日(金) 17時30分

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米国のニュース専門チャンネルCNNが終戦宣言の可能性について言及し、韓国で注目を集めている。写真は板門店。

2021年12月31日、韓国メディア・ニュース1によると、米国のニュース専門チャンネルCNNが朝鮮戦争の終戦宣言の可能性について言及し、韓国で注目を集めている。

記事によると、CNNは現地時間30日、「朝鮮戦争は終わっていないが、間もなく終わるかもしれない(The Korean War is not over, but it might soon be)」と題する記事を公開し、29日に韓国の鄭義溶(チョン・ウィヨン)外交部長官が米韓間の終戦宣言文案の協議について「事実上合意している状態」と語ったことに注目した。

CNNはまず朝鮮戦争について、「1950年6月25日、13万5000人と推定される北朝鮮軍が朝鮮半島を掌握するために38度線を越えて侵攻し、戦争が勃発した」とし、「米国などの22カ国が韓国を支援し、旧ソ連と中国が北朝鮮を支援した」と説明。そして「50年10月から中国が朝鮮戦争に積極的に介入し、25万人の兵力を派遣して国連軍を後退させ、51年には38度線に沿って戦争がこう着状態に陥った」とし、「951年に休戦会談が始まり、53年7月27日に最終合意がなされた」と伝えた。

休戦のまま終戦に至っていないことについては、「53年7月27日、敵対行為を終わらせるための合意書に署名した人々は、朝鮮半島に駐留していた国連軍司令官と北朝鮮軍および中国軍の司令官だった。韓国は署名しておらず、この協定には『平和条約ではない』ことが明記されている」と解説したという。

CNNは終戦宣言の可能性について、「今は難くない」と評価し、「米韓の外交官の間でいかなる合意をしても各国の政府内での承認が必要であり、北朝鮮と中国が同意しなければならない」と指摘。ただし「楽観する余地はある」とし、鄭長官が「韓国側の終戦宣言推進の動きに対し北朝鮮が迅速かつ積極的に反応してきた」と述べたことや、9月に北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記の妹である金与正(キム・ヨジョン)氏が「興味深い提案であり、良い発想」と語ったことを例に挙げたという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「本当に過去最高の政府。ここまで誠実に国のために働いてくれた政府はいなかったと思う」「朝鮮半島の平和はまずは終戦宣言から。終戦宣言と平和協定、そして南北統一をわれわれ自身の力で成し遂げようとすれば、周辺国も協力してくれる」「可能性の話ではなく、実現しなければならない。そして経済協力を通して自主国防を実現し、何百年間受けてきた借りを返すべきでは?」「終戦宣言をすれば米軍は必要ないから出ていってください。北朝鮮も核武装を解いて心を開くはず」など、終戦宣言に賛同する声が多く寄せられている。

一方で、「北朝鮮は変わらない。武力による挑発も、過大な野心もこのまま続くだろう」「金正恩が権力を手放すわけがない。今は天国なのに」「世界には日本のように終戦宣言に反対する部類もいる。日本は韓国が戦争をして再び特需を享受することを望んでる」など、警戒心を示すコメントも見られた。(翻訳・編集/丸山

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