中国スマホの台頭に焦った韓国サムスン、”次の一手”に期待高まる

Record Korea    2021年12月23日(木) 23時20分

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22日、韓国・毎日経済は「サムスンが独走していたフォルダブルフォン市場に中国メーカーが続々と参入する中、サムスンがフォームファクターの開発で引き離しにかかる」と報じた。写真は中国にあるサムスン販売店。

2021年12月22日、韓国・毎日経済は「サムスンが独走していたフォルダブルフォン(折り畳み式スマホ)市場に中国メーカーが続々と参入する中、サムスンが新たなフォームファクターの開発で引き離しにかかる」と報じた。

記事によると、サムスンは5月に世界知的所有権機関(WIPO)に二重スライドスマートフォン関連の特許を出願した。この特許は画面を上下と左右の2方向に拡張させることができる形態で「デュアルスライドフォン」や「スライダブルスマートフォン」とも呼ばれている。

さらに、サムスンは同月にフォルダブルフォンとローラブルフォン(巻き取り式スマホ)を組み合わせた特許もWIPOに登録した。この機器の名称は「GalaxyZfold&Slide」で折り畳みと巻き取りの2つの技術が適用されている。

特許を出願しても商用化されないケースもあるというが、業界は「サムスンはフォルダブルフォン市場をリードしているため、次のフォルダブルフォンには新たなフォームファクターが適用される可能性が高い」とみているという。ある業界関係者は「新製品発売までの過程は通常、先に特許を登録して市場の反応をうかがい、価格や使用性、大量量産の有無など多方面から総合的に判断して発売するかどうかを決める」と説明したという。

また業界は、フォームファクターを変化させるというサムスンのこうした試みについて「競争で生き残るための当然の手順」「低価格を武器とする中国に勝つには技術力を向上させるしかない」と話している。

中国メーカーのスマホは最近、技術力が格段に向上したにもかかわらず低価格を維持しているため、サムスンを脅かせる位置にまできたと評価されているという。市場調査会社カナリスの調査では、今年4~6月期の世界のスマホ市場で中国の小米(シャオミ)はシェア17%を記録し、米アップルを抑え2位となった。1位のサムスン(19%)との差もわずか2%だった。シャオミがこの順位を記録したのは2010年の創設以来初めてのことという。

この記事に韓国のネットユーザーからは「やっぱりサムスンは世界最高」「もはやこの世の技術じゃないね」「そのうちトランスフォーマーも作っちゃうのでは?」など期待の声が寄せられている。

また「中国はオリジナルのものを作れないの?いつもサムスンの新技術をまねしてばかり」と指摘する声や、「中国に技術が流出しないよう気をつけて」と呼びかける声も。

一方で「価格が高そう」「特許を登録するのは簡単だけど実際に作るのは大変だよ」「このデザインは微妙。実用性は0点だし、おもちゃとしても30点くらい」と否定的な声も見られた。(翻訳・編集/堂本

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