高等教育を受ける女性の割合が男性を上回る、働く人のうち女性が4割―中国

人民網日本語版    2021年12月24日(金) 6時0分

拡大

中国で高等教育を受ける女性の割合が男性を上回った。

中国国家統計局が21日に発表した「中国婦女発展網要(2011-20年)」終期統計モニタリング報告によると、10年の間に、「網要」の主な目標は計画通り達成され、社会における女性の地位が顕著に高まり、男女平等や女性の全面的な発展促進が歴史的な成果を収めた。中国新聞網が伝えた。

■女性の平均寿命が80歳以上に

中国の女性の平均寿命は2010年の77.37歳から2015年には79.43歳に、2020年には80.88歳にまで伸びた。国際連合の「世界人口予測」によると、2020年、中国の女性の平均寿命は184カ国中、62位で、世界の女性の平均寿命を4歳上回っている。

■各種高等教育機関における女性が占める割合が男性を上回る

2020年、高等教育の粗就学率は54.4%で、2010年と比べて27.9ポイント上昇した。高等教育の在校生のうち、女性の大学院生の数は159万9000人で、全体に占める割合は50.9%に達し、2010年と比べて3.1ポイント上昇した。普通学部・専科(短大に相当)と社会人学部・専科の在校生のうち、女性は1674万2000人と450万6000人で、占める割合は51.0%と58.0%と、2010年と比べてそれぞれ0.1ポイントと4.9ポイント上昇した。

■働く人の数で女性が4割以上をキープ

「網要」実施以来、女性の就業ルートも拡大し続けており、働く女性の数が安定して増加している。

2020年、都市部の雇用機関で働く女性は6779万4000人と、2010年と比べて1917万9000人増えた(39.5%増)。社会全体で働く女性が占める割合は43.5%と、「網要」の目標40%以上キープを達成している。

■全国人民代表大会と政治協商会議の女性委員の割合が過去最高に

「網要」実施以来、決定や管理分野における女性の参加率が顕著に上昇しており、女性の政治的権利がさらに保障され、強化されている。

2018年に開催された第13期全国人民代表大会には女性代表が742人参加し、代表全体に占める割合は24.9%と、第11期(2008年)と比べて3.6ポイント上昇した。政治協商会議第13期(2018年)全国委員会の委員のうち、女性委員は440人と20.4%を占め、第11期(2008年)と比べて2.7ポイント上昇した。

■企業の経営管理で女性がより重要な役割担う

人々の思想や観念もどんどん変わり、オープンで、透明性があり、優秀な人を選ぶ選抜任命メカニズムが継続的に整備されているのを背景に、企業の管理において女性がより重要な役割を果たすようになっている。

2020年、企業職工董事や職工監事のうち、女性が占める割合は34.9%と38.2%と、2010年と比べてそれぞれ2.2ポイントと3.0ポイント上昇した。企業職工代表大会のうち、女性代表が占める割合も30.2%と、2010年に比べて1.2ポイント上昇した。

このように中国の女性は、寿命がどんどん伸び、受ける教育もどんどん高くなっているほか、働く女性も増え、女性の行政に参加したり意見を出したりする能力も高まり、女性が企業の管理においてより重要な役割を果たすようになっている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携