ジェンダー不平等に対抗、中国が婦女保護法を改正―独メディア

Record China    2021年12月22日(水) 15時20分

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独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは21日、「ジェンダー不平等に対抗、中国が婦女保護法を改正」と題する記事を掲載した。

独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは21日、「ジェンダー不平等に対抗、中国が婦女保護法を改正」と題する記事を掲載した。

記事は中国の人口減少が招く労働力危機、「MeToo」運動を受けて出現したジェンダー平等の呼び声に言及した上で、中国は女性の労働参加における障壁を取り除くつもりだと説明。第13期全国人民代表大会常務委員会第32回会議が20日、「婦女権益保障法改正草案」の審議を初めて要請したことを伝え、学生募集や職業分野における差別解消から農村で暮らす女性の土地および関連する権益の保障まで対象になることを紹介した。

草案は「学生募集で女性を拒絶したり、女性の合格点を引き上げたりしてはならない」「女性の働く権利と出産・育児の権利の尊重」「女性の人身の安全と人格権益の保護強化」など女性の学びと就職の平等の保障を含む各議題に回答し、またセクハラに関する定義については「女性の意思に反して性的な含みを持つ言語表現、不適切あるいは不必要な身体行為を行ったり、明確な性的画像を見せたりする他、親密な関係あるいは性的行為と利益との引き換えを示唆することも違法だとした。

この他、夫婦はともに家庭の義務を負うべきとも明示しているという。

記事は世界経済フォーラムのジェンダー平等に関するランキングで中国が153カ国中、107位だったことに言及。ロンドン大学の中国専門家はある文章の中で、「中国の職場文化において、女性は往々にして男性の娯楽のツール、組織の士気と生産力を高めるツールとみなされる」と記したという。(翻訳・編集/野谷

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