文大統領がまた経済政策を自画自賛?=韓国ネットに厳しい声「マイホームの夢が消えた」

Record Korea    2021年12月21日(火) 23時20分

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20日、韓国・釜山日報社は、文在寅大統領が経済政策についてまた自画自賛したと伝えた。写真はソウル。

2021年12月20日、韓国・釜山日報社は、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が経済政策についてまた自画自賛したと伝えた。

記事によると、文大統領はこの日、韓国大統領府で開かれた「2022年経済政策方向」報告会に出席した。

与党、政府、大統領府の主要関係者が出席する中、文大統領は「厳しい時期、多くの危機と挑戦を乗り越えてきた韓国経済は期待を超える驚くべき底力を見せている」とし、「包容と革新により危機の中でさらに強い経済に生まれ変わっており、追撃型経済から先導型経済に進んでいる」と述べた。

また、「最も肯定的な成果は、危機の中で所得の両極化を減らし、分配を改善した点」とし、「最近発表された家計金融・福祉調査の結果を見ると、新型コロナウイルス流行による打撃が最もひどかった昨年、すべての階層で所得が増加した。中でも所得下位階層の所得増加が大きかった。五分位倍率、ジニ係数、相対的貧困率の3大指標が改善された」と強調した。さらに「危機の真っ只中、分配指標を改善させた驚くべき成果だ。政権発足後から今まで分配指標は改善し続けており、この傾向は今年も続いている」とも述べたという。

改善の背景については「市場所得においてはそれほど分配が改善されたわけではなかった」とした上で「最低賃金の引き上げ、健康保険の保障性の強化、基礎年金と障害者年金の拡大など、われわれが持続的に推進してきた包容政策の効果であり、危機的状況下で果敢な拡張財政を通じて政府が国民生活を守る支えとしての役割に最善を尽くした結果」と説明。「財政の分配改善機能が大きく高まったことにやりがいを感じ、このような財政機能が続いていくことを望む。ただ、指標の改善にもかかわらず依然として苦しい国民が多い。われわれは包容的な回復を達成してこそ完全な回復になるという信念で、最後まで包容政策に力を注いでいく」と明らかにしたという。

新型コロナの感染対策が危機的状況にあるにもかかわらず、来年度の経済政策方向を議論する席で文大統領が「分配改善」を最大成果に掲げた理由について、韓国政界では「与党『共に民主党』の大統領選候補・李在明(イ・ジェミョン)氏が現政権の経済政策を全般的に批判していることから、これに対する反論の性格もある」と分析されているという。

また、記事は「コロナ対策が強化された状態で年末を迎えた自営業者など小規模事業者らが深刻な経済難を訴えている中で、国政最高責任者の文大統領がこのように経済状況を肯定的評価したため、今後大きな波紋が予想される」と伝えている。

これを受け、韓国のネット上では「あなたの市場論理を無視した政策のおかげで、マイホームの夢が消えました。ありがとうございます」「素晴らしい成果みたいだけど、なんで国は負債の沼にはまり、庶民の景気はどん底、新規雇用は下向きなのだろう」という嘆き節をはじめ、文大統領に対し「どんだけ面の皮が厚いの」「文大統領は詐欺師も同然」「税金爆弾で韓国は貧しくなり、裏の支援で北朝鮮が豊かになってうれしいということだろう」など厳しい批判が相次いでいる。

そのほか、「ちゃんと報告した?どうやったら自画自賛できるの?」「こんな無能な人が大統領になれる韓国。国民のみんな、しっかりして」「周りの取り巻きにも責任がある。ほら、昔『裸の王様』という童話があったじゃん」との声も上がっている。(翻訳・編集/松村)

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