2021年12月20日、韓国メディア・ヘラルド経済によると、韓国で全校生徒に新型コロナウイルスのPCR検査とワクチン接種を強行した一部の小・中学校が「児童虐待」で通報されていたことが分かった。

記事によると、「保護者人権保護連帯」のシン・ミンヒャン代表は20日、「副作用について何の説明もなく全校生徒に新型コロナウイルスのPCR検査やワクチン接種を行った全国の小・中学校3校について、『児童虐待』『職権濫用』などで警察に通報した」と明らかにした。シン代表は「生徒1人が新型コロナウイルスに感染した場合、接触歴のある同じクラスの生徒に検査をするのは分かるが、不要な生徒にまで検査を実施しているため、子どもたちが恐怖におびえているという情報が何件も入ってきている」とし、「検査の指示は医療行為なのに、学校長が教育部の指示に従い職権を濫用している」と説明したという。

また、韓国の疾病管理庁が2022年2月以降、「無症状感染による拡散への懸念」を理由に青少年に対しても「防疫パス」（ワクチンの接種証明書かPCR検査での陰性を示す音声確認書を提示する制度）を導入することについても反発が高まっており、野党議員からは「政府が大人を保護する目的で、まだ実験段階と言えるワクチンを子どもたちに接種させ、潜在的な危険にさらしている」との批判が上がっているという。

「私教育連合」「全国保護者団体連合」などの塾や保護者団体は17日、ソウル行政裁判所に対し、政府の「防疫パス」政策に対する処分取り消し請求訴訟および執行停止仮処分を申請。前出の「保護者人権保護連帯」も、「防疫パスは基本的人権を侵害する」として10日に違憲審査を請求したという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「保護者の同意なしに医療行為を行うなんてあり得ない。明らかな児童虐待」「強制的に検査や接種を受けさせるなんて、その学校は正気なの？」「もはや狂気の水準」「拷問に近い」「いつまで何の効果もないワクチンを強制的に打たせるつもり？」「無症状なら病気でもないでしょ。風邪ほどの症状もないのに統制するなんておかしい」「何としてでも感染者数を増やして新生児にまでワクチンを打たせるつもりだな」など、怒りの声が相次いでいる。（翻訳・編集/丸山）