中国で18日、中国のキックボクサー、玄武と日本のプロボクサーで元WBO世界フライ級王者の木村翔によるエキシビジョンが行われた。

中国ポータルサイトの百度に19日付で掲載された記事は、木村に「大勝」した玄武に対し、中国人からも批判的な声が上がっていると報じている。

木村は、五輪の男子ボクシングで2連覇を達成した中国の鄒市明（ゾウ・シーミン）を倒したことで、中国で一躍有名となった。

記事によると、試合はボクシングのルールではなく、中国のカンフー対日本のボクシングとして、投げ技なども認められていたようだが、2ラウンドに入り、玄武が木村を抱え上げて首から落下させ、木村の途中棄権となったことに、中国のコメンテーターは「中国の格闘史上、最も恥知らずで、最もばかげた、最もスポーツマンシップに欠けた試合だ」と批判した。

中国のネット上でも「正々堂々と戦え」「中国武林に恥をかかせた」「民族の恥」「中国武術界でここまで厚顔無恥な人を見たことはない」などと玄武を批判する声が多く上がったという。（翻訳・編集/柳川）