このほど歌手で俳優ワン・リーホン（王力宏）の離婚が世間を驚かせたが、2021年は有名人や芸能人カップルの衝撃的な離婚が相次いだことを、中国メディアが報道している。

今年、最初に注目されたのは女優ズオ・シャオチン（左小青）と、実業家夫の離婚発表だった。新体操選手から女優に転身した異色の経歴を持つズオ・シャオチンは、近年は「上陽賦～運命の王妃～」など数々の人気ドラマに出演。2010年に20歳年上の富豪男性と結婚したが、今年2月に離婚を明らかにした。

さらに今春、世間を驚かせたのが俳優ウィリアム・フォン（馮紹峰）、女優チャオ・リーイン（趙麗穎）の離婚だった。大ヒットしたドラマ「明蘭～才媛の春～」の主演カップルの結婚は、ドラマの余韻もあり世間から祝福を浴びたが、結婚から3年未満で今年4月に離婚発表となった。

映画「唐人街探偵」シリーズで知られる映画監督で俳優チェン・スーチェン（陳思誠）と、女優トン・リーヤー（佟麗［女亜］）は今年5月に離婚を発表。3年の交際を経て2014年に結婚した2人だが、17年にはチェン・スーチェンの不倫が報じられるなど、女性関係の醜聞が続いた。このため2人の離婚には、世間からトン・リーヤーに向けた祝福の声が目立った。

今年7月には元卓球選手の福原愛さんと、台湾の卓球選手の江宏傑（ジアン・ホンジエ）が離婚を発表。今年春から続いた不倫疑惑や離婚報道は中国でも注目を浴び続けた。

11月以降も有名人の離婚が集中し、11月22日には台湾の女優バービィー・スー（徐熙媛）と、中国の実業家のワン・シャオフェイ（汪小菲）氏が離婚を発表。2人は2010年、交際わずか50日、たった4回会っただけで婚約と“運命の恋”が報じられ話題になったが、11年目で別れることに。さらに30日には、映画監督のワン・ユエルン（王岳倫）、司会者でタレントのリー・シャン（李湘）が離婚を明らかにした。

12月に入ってからは、15日にワン・リーホンがSNSで離婚を明らかに。2013年に一般女性と結婚し、娘2人と息子1人に恵まれたワン・リーホンだが、最近では不仲のうわさも流れ、夫婦仲が話題に。過去には夫婦でメディアの前に登場し、仲むつまじい姿を見せていたが、19年の上半期を最後に、ツーショット写真などを公表しなくなったことも注目されていた。（Mathilda）