米国の中国に対する矢継ぎ早の攻勢によって、中国がどんどんと世界から孤立させられているようなことが報じられている。しかし、世界を広く眺めてみると対中包囲網にほころびが出てきたことがわかる。インドはロシアと軍事面での協力強化を隠そうともせず、EUも一枚岩ではない。ニカラグアは台湾から中国に外交関係をシフトしたし、ホンジュラスも来年早々には中国と国交を結ぶだろう。むしろ手詰まり感を漂わせているのは米国の方ではないのか。新年はその事がよりはっきりしてくるのではないか。そう思わせる米国の焦りぶりである――。

詳細は、福井県立大学の凌星光名誉教授と元外交官の天木直人氏による「凌天対談」をご覧ください。