中国初の磁気浮上懸垂式車両がラインオフ、列車を「吊り下げる」のはなぜ?―中国メディア

人民網日本語版    2021年12月16日(木) 8時0分

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江西理工大学と中鉄科工集団が共同で研究開発した「興国号」が14日、ラインオフした。

中鉄高新工業傘下の中鉄科工によると、江西理工大学と中鉄科工集団が共同で研究開発した「興国号」が14日、ラインオフした。中国初の磁気浮上懸垂式車両で、江西興国パーマネント・マグネット・レビテーション技術プロジェクトのモデル線で走行予定となっている。中国青年報が伝えた。

江西理工大学と中鉄科工は共同で、浮上フレーム構造やガイド構造、リニアモーター牽引駆動、基礎制動といった技術的難題の攻略に成功し、専門家の評議審査を順調にクリアした。江西理工大学党委員会書記で博士課程指導教員の楊斌(ヤン・ビン)氏は、「『興国号』は世界で初めてパーマネント・マグネット・レビテーション技術を懸垂式車両の製造に応用し、省エネ・エコ、非接触式牽引、高い登坂能力、短い最小回転半径、低騒音といった特徴を備えている」と述べた。

なぜ列車を「吊り下げる」のだろうか?地下鉄などの都市軌道交通と異なり、懸垂式では軌道が上、車両が下にあり、鉄製の直立柱で支える構造になっているため、占有する土地が少なくて済み、視界が広く、通行者や自動車と互いに干渉せず、独自の通行優先権がある。しかも軌道交通分野で、建造・製造費が総合的に最も安い。

現在、中鉄科工はすでに懸垂式システム技術一式を完全に確立している。武漢に建設された試験線では安全かつ安定した走行を行っており、走行距離は7000キロメートルに達している。今回ラインオフした「興国号」車両の全体設計は、「将軍県」として名高い興国県の革命に関する文化を体現しており、「紅軌」と称えられている。列車最前部の両側には56個の星があしらわれており、中華人民共和国成立に貢献した56人の将軍を表現している。燃え盛る松明は「星星之火、可以燎原」(小さな火花でも広野を焼き尽くす)を象徴している。

線路を設計した中鉄第六勘察設計院集団の関係責任者によると、江西省興国県のパーマネント・マグネット・レビテーション技術プロジェクトのモデル線は全長878メートルで、車両は2両編成、定員88人、設計最高運行速度は時速120キロメートルとなっている。国内初のパーマネント・マグネット・レビテーション技術の応用・モデルとなるこのプロジェクトは、科学研究の革新性と挑戦性、モデル性を兼ね備えている。その順調な進展は、江西省のレアアース・パーマネントマグネット産業チェーンと赤色観光(革命ゆかりの地をめぐるツアー)経済の発展に重要な社会効果と経済効果をもたらすとみられている。(提供/人民網日本語版・編集/AK)

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