中国で南京事件の「国家追悼日」に当たる13日、浙江省で和服姿の女性が目撃され物議を醸している。中国メディアの澎湃新聞などが伝えた。

報道によると、同省嘉興市海寧市で着物姿で歩く女性が撮影された。女性は地元の日本式茶館の店長で、ネットショップのモデルもこなしていた。同日、ショップからの依頼で和服を着て撮影に向かい、その後、茶館に戻って着替えたという。

女性は午後になり、ネットで自身の動画が話題になっていることを知り、初めて同日が「国家追悼日」だったことに気付いたそうだ。記事によると、警察が女性に対して「批判教育」を行い、女性は「自らの過ちを認識して、謝罪した」とのこと。

中国メディアは女性が映る動画に物々しい音楽を付けてネット上に投稿。ネットユーザーからは「国家追悼日に和服とは。学校に行ってないのか、それとも両親がきちんと教育しなかったのか」「愛国教育を強化すべきだ」「なぜ街中の人はこいつをとっちめなかったのか」「身元を特定せよ。このクズを許してはならない」「批判教育？数日間拘留すべきだ。頭がどれだけおかしければこんなことができるのか」といった非難の声が殺到している。（翻訳・編集/北田）