韓国の人口が初の減少、韓国政府の少子化政策が「人口大災害」をもたらしたとの指摘も

Record Korea    2021年12月10日(金) 15時20分

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9日、韓国メディア・韓国経済は、韓国の人口が今年初めて減少すると報じた。 資料写真。

2021年12月9日、韓国メディア・韓国経済は、韓国の人口が初めて減少すると報じた。

韓国統計庁がこの日発表した「2020-2070将来人口推計」によると、今年の韓国の総人口は今年5174万5000人と予測された。昨年の5183万6000人に比べ、9万人ほど減少する見通しだ。人口成長率はマイナス0.18%だという。

総人口の減少には、出産率の低下(昨年0.84人→今年予想0.82人)と外国人人口の流入減少(昨年マイナス5万8000人→今年予想マイナス6万3000人)が影響したという。今年から始まる人口減少は、今後さらに速度を増すと予想されている。総人口は今年以降、10年間で年平均6万人が減少する見通しで、2030年には5119万9000人、2040年代には4000万人台、2065年以降には3000万人台に下落、2070年には3765万6000人と予想されている。これは、1979年の総人口とほぼ同じ水準だという。

2年前の推計時と比べると、人口減少時期は8年繰り上げられた。そのため、韓国政府の少子化政策の失敗が「人口大災害」をもたらしているという指摘が出ているという。

これを受け、韓国のネット上では「結婚はしたければしてもいいけど、子どもは産まないほうがいい」「2人目を考えてたけど、それより早くお金を稼いで家を買わなきゃと思ってあきらめた」など現実の厳しさを訴える声が目立つ。

また「(人口減少で)住宅価格も暴落しそう」「不動産の価格を抑えられなければ、(人口減少は)さらにひどくなるだろう」「今の若者は将来年金はもらえないと見たほうがいい」などと懸念する声や、「文大統領、見てますか」「現政権は現在だけで未来を見てない。しかもその現在も地獄のよう」「文大統領の公約通り『これまで経験したことのない国』になった」など文政権に対する辛辣(しんらつ)な批判も寄せられている。(翻訳・編集/松村)

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