中国の李克強首相は7日午後に中南海の紫光閣で、ベルギーのドゥ＝クロー首相とテレビ会議の形式で会談を行った。

李首相は「中国とベルギーの関係は良好な基調で発展している。両国の国交樹立から今年で50年を迎え、習近平国家主席とフィリップ国王が祝電を交わした。中国側はベルギーとの関係を非常に重視しており、相互尊重と対等な付き合いを基礎に、政治的相互信頼を増進し、互恵協力を深め、人的・文化的交流を拡大し、両国関係の持続的で健全な発展を推進していくことを望んでいる」と表明。

「ベルギーはバイオメディカル、マイクロエレクトロニクス、現代農業などの分野で厚い技術力を持つ。中国はこうした分野でベルギー側と協力の潜在力を掘り起こし、協力の中で知的財産権の保護に尽力し、互恵・ウィンウィンをより良く実現することを望んでいる。国交樹立50周年を契機に、多彩な記念行事を催し、両国民の心の交流を促進したい」とした。

また李首相は、「中国とベルギーは共に自由貿易の揺るぎない擁護者だ。中国側はベルギー側と多国間枠組での対話・調整・協力を強化し、新型コロナウイルスのパンデミックなど世界的な試練に連携して対処していきたい」と強調した。

ドゥ＝クロー首相は「国交樹立から50年、ベルギーと中国は緊密に交流してきた。ベルギー側は中国側の協力パートナーとなったことを喜び、双方の協力の成果を大切にしている。両国間の政治交流をさらに深め、パンデミックの影響を克服して直接的交流を強化し、投資・貿易・医薬・科学研究・知的財産権分野の協力を拡大していきたい。ベルギー側は中国側と共に自由貿易を支持し、保護貿易主義に反対していく。欧州・中国関係の健全な発展を促進するため、積極的な役割を果たしていきたい」とした。（提供/人民網日本語版・編集/NA）