韓国、“白菜ステッカー”導入でキムチの輸入が減少=ネット「いいアイデア」「悪用されないか…」

Record Korea    2021年12月9日(木) 11時20分

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7日、韓国・京郷新聞は、100%国産キムチを認証する「白菜ステッカー」効果によりキムチの輸入が減少したと伝えた。写真は白菜ステッカー。

2021年12月7日、韓国・京郷新聞は、100%国産キムチを認証する「白菜ステッカー」効果によりキムチの輸入が減少したと伝えた。

記事によると、韓国では最近、全羅南道(チョルラナムド)が初めて導入した「国産キムチ認証表示制」が全国に拡散している。韓国産キムチの消費促進のために導入された同制度は、安価な輸入キムチが韓国産キムチとして出回るのを防ぐため、国産であることを認証するものだ。飲食店が認証を申請すれば、100%国産の材料で作ったキムチであるかどうか現場で確認するという。白菜や大根などの原材料のみならず、唐辛子粉やニンニク、塩辛、塩などの副材料にわたるまですべて国産を使用しなければ白菜型の認証シール(白菜ステッカー)が発行されない仕組みになっており、認証期間は3年だという。

全羅南道は民間団体である国産キムチ自律表示委員会と共に今年5月に全国で初めて同制度を導入した。現在まで、道内だけでも5000カ所以上の飲食店や学生食堂、社内食堂、サービスエリアなどが認定を受けたという。その後、韓国農林畜産食品部の優秀事例として採択され全国に広まり、慶尚北道(キョンサンブクト)1920カ所、忠清南道(チュンチョンナムド)978カ所、京畿道(キョンギド)827カ所、ソウル827カ所、光州(クァンジュ)424カ所など、先月までに全国1万2094カ所の飲食店が認証を受けたという。

また、この「国産キムチ認証表示制」が、韓国産キムチの需要を増やしキムチの輸入を減らしていることも分かった。今年10月までのキムチ輸入量は19万7142トンで、昨年同期(23万1830トン)より15%減少したという。

これを受け、韓国のネット上では「いいアイデア」「この制度には賛成。ありがとう」「いい政策。これをちゃんと制度化して表示のない店への規制を厳しくしよう」と反応は上々だが、「趣旨はいいんだけど、悪用されないか心配」「事後管理を徹底して、裏切者が出てこないようにしてね」「偽ステッカーも出てきそう」と心配する声も少なくない。

その他「認証期間が3年なら、認証日の日付の表示と周期的な管理もした方がいい」「ステッカーに農家の写真と農場環境の写真も掲載したらいいいと思う」などと指摘する声も寄せられている。(翻訳・編集/松村)

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