「1プラス6」円卓会議、李克強首相「世界経済の回復に寄与する環境づくりを」―中国

人民網日本語版    2021年12月7日(火) 19時0分

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中国の李克強首相は6日夜、北京の釣魚台迎賓館で、テレビ会議の形式で第6回「1プラス6」円卓会議を開いた。

中国の李克強首相は6日夜、北京の釣魚台迎賓館で、世界銀行のマルパス総裁、国際通貨基金(IMF)のゲオルギエバ専務理事、世界貿易機関(WTO)のイウェアラ事務局長、国際労働機関(ILO)のライダー事務局長、経済協力開発機構(OECD)のコールマン事務総長、金融安定理事会(FSB)のクノット議長と、テレビ会議の形式で第6回「1プラス6」円卓会議を開いた。会議では、「世界経済の強靭で、あまねく広がる、持続可能な成長の促進:回復から再構築へ」というテーマを中心に、世界経済の回復とコロナ後の持続可能な成長、中国経済の着実な発展の推進などの議題について踏み込んで意見を交わした。新華社が伝えた。

李首相は「今年、複雑で厳しい外部環境と国内経済の新たな下押し圧力を前に、中国は新型コロナ対策と経済・社会発展を統合的に計画し、『六つの安定』(雇用の安定、金融の安定、貿易の安定、外資の安定、投資の安定、期待の安定)、『六つの保障』(住民雇用の保障、基本的民生の保障、市場主体の保障、食糧・エネルギー安全の保障、産業チェーン・サプライチェーン安定の保障、末端の行政運営の保障)に取り組み、特に雇用・民生・マーケットエンティティ面の保障を引き続きしっかりと行い、マクロ政策の周期を跨ぐ調整を強化してきた。経済は比較的良い発展基調を保ち、主要マクロ指標は全般的に合理的範囲内にある。我々には年間の主要な目標・課題を達成し、経済の長期安定的発展を実現する能力がある」と表明。

「中国はWTO加盟から20年間、真剣に約束を履行し、自国を発展させるとともに、世界にも恩恵をもたらしてきた。中国は12年連続で世界第2の輸入市場となり、外資の市場参入条件を緩和し続け、地域経済協力に積極的に参加し、地域的な包括的経済連携(RCEP)協定の来年初めの発効を後押しし、環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP)、デジタル経済パートナーシップ協定(DEPA)への加盟を申請した。われわれは高水準の対外開放を持続的に拡大し、中国の発展による新たなチャンスを世界が共有できるようにする」とした。

李首相はさらに、「人類社会の繁栄と進歩にとって、開放は必ず通らなければならない道だ。WTOを中心とする多角的貿易体制を断固として守り、貿易と投資の自由化及び円滑化を推進する必要がある。6つの国際組織はいずれも世界経済ガバナンスの重要な柱であり、多国間主義と自由貿易を守る重要な力だ。中国側は各機関と意思疎通や協力を強化し、世界経済の安定と回復に寄与する良い環境を共につくりあげていきたい」とした。(提供/人民網日本語版・編集/NA)

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