新疆で「コールド」な資源がますます「ホット」に―中国

人民網日本語版    2021年12月1日(水) 16時40分

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第15回新疆冬季観光産業交易博覧会が11月27日、アルタイ地区のコクトカイ県で開幕した。

新疆ウイグル自治区アルタイ地区は冬になると一面の銀世界になる。2022年北京冬季五輪の開催をその勢いとして、第15回新疆冬季観光産業交易博覧会が11月27日、アルタイ地区のコクトカイ県で開幕した。中国新聞網が伝えた。

2006年から始まった新疆冬博会は今年で15回目を迎えた。当初は会場1カ所のみでの開催だったものの、今では全ての地州市が参加するようになっているほか、他の省・区と連携し、ユーラシア諸国が参加するようにもなるなど、新疆の「氷と雪が繋ぐ縁」における重要な窓口となっている。新疆は豊かな氷・雪の資源を活用し、ウインター観光やウインタースポーツ、ウインター設備産業などの発展に取り組んでおり、こうした「コールド」資源が今や、日に日に「ホット」になっている。

新疆可可托海国際スキーリゾートの9キロにわたるロングコースを、四川省から来た「00後(2000年以降生まれ)」の男性・王騎さんは雪を蹴散らすように仲間と一緒に颯爽と滑っていた。「10月1日にここに来た。来年の4月末までここにいる予定。ここは雪のシーズンが長く、雪質もいい。中国で圧雪された最も長いコースがここにあり、アルペンスキーやクロスカントリースキーも楽しめる」と王さん。

同自治区には現在、スキー場が58カ所あり、各地州市に分布。ウルムチのウインター観光の集散地となっている。そして、天山北坡ウインター観光ベルトやアルタイ山ウインター観光ベルトの発展の構造が構築されている。

アルタイ地区コクトカイ県体育館の室外スケートリンクでは、アマチュアアイスホッケー選手の唐加爾克君(16)が防具を着用して、チームメイトと白熱した練習を繰り広げていた。そして、「以前はアイスホッケーのことを全然知らなかった。アイスホッケーチームに入って、練習したり、試合に出場したりするうちに、体も丈夫になったほか、友達もたくさんできた。チームに入ってもう6年になる」と話した。

氷・雪の資源が豊かなアルタイ地区は近年、ウインタースポーツの発展に力を入れている。2014年、コクトカイ県は同自治区で最初にアイスホッケーの発展に取り組み始めた。同県のアイスホッケーのほか、アルタイ市もスキーを小中高校の体育の授業に導入した中国で初の都市となり、多くの学生がスケートやスキーを楽しんでいる。新疆体育局の一級巡視員、賈爾肯・賽依提氏は、「当自治区は現在、学校にウインタースポーツを取り入れる事業を展開している。第14次五カ年計画(2021‐25年)期間中、自治区全域でウインタースポーツをその伝統や特色とする学校を300校以上まで増やす計画」と説明する。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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