米高官が北京冬季五輪に出席せず?中国外交部がコメント

人民網日本語版    2021年11月30日(火) 18時10分

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米政府が11月下旬に、北京冬季五輪に米高官が出席しないことを発表するとみられるとの報道について、中国外交部の汪文斌報道官がコメントした。

米政府が11月下旬に、北京冬季五輪に米高官が出席しないことを発表するとみられるとの報道について、中国外交部の汪文斌(ワン・ウェンビン)報道官は29日の定例記者会見で、「素晴らしい五輪大会を成功させるのに必要なのは冬季オリンピックファミリーの共同努力であり、特定の国の高官が出席するか否かによって決まるものではない。特定の国の一部の者が冬季五輪の開催を利用してスポーツを政治化することは、必ずや国際社会の断固たる反対に遭うだろう」とした。

汪報道官は「北京冬季五輪は世界中の冬季五輪選手と冬季スポーツ愛好者の大会であり、政治パフォーマンスや政治工作をする舞台ではない。素晴らしい五輪大会を成功させるのに必要なのは冬季オリンピックファミリーの共同努力であり、特定の国の高官が出席するか否かによって決まるものではない。中国側は特定の国に対し、自らの位置づけを正すことを望む」と表明。

「オリンピック規則では、各国政界要人は、自国のオリンピック委員会の招待を受けて五輪に出席することになっている」と指摘した。

また汪報道官は、「米国など特定の国の一部の者が冬季五輪の開催を利用し、政府高官が北京冬季五輪に出席するか否かの決定をいわゆる人権問題とリンクさせているが、その本質は人権の旗印を掲げてイメージを毀損し、騒ぎ立て、スポーツを政治化することだ。これはオリンピック憲章、特に『スポーツの政治的中立性』の原則に明らかに違反し、ましてや『より団結』というオリンピックの新たなモットーと相反するものだ。このような動きは、必ずや国際社会の断固たる反対に遭うだろう」とした。(提供/人民網日本語版・編集/NA)

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