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ワン・イーボー、ゴン・ジュンは引っ張りだこ、シャオ・ジャンは雲隠れ?「推し活」規制でスターの今は

anomado    2021年12月1日(水) 19時50分

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中国芸能界にとって2021年は波瀾万丈と言っても過言ではない。当局は6月ごろから「清朗」行動に乗り出すが、これにより何人もの人気スターや司会者が芸能界から追放されたり逮捕されたりする騒ぎとなった。

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中国芸能界にとって2021年は波瀾(はらん)万丈と言っても過言ではない。ファンコミュニティーによる違法行為や暴走する「推し活」などを規制する目的で、中国当局は6月ごろから「清朗」行動に乗り出すが、これにより何人もの人気スターや司会者が芸能界から追放されたり逮捕されたりする騒ぎとなった。

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9月に入ると、大手動画配信サービスや衛星テレビ局は規制の受け入れを表明し、関連バラエティー番組の整理整頓に着手してきた。これによりネット影響力で資本の支持を集め、キャリアを伸ばすという芸能界従来のしきたりに歯止めがかかり、「キャリア転換」を迫られたり、人気が下落したりする芸能人が続出した。こうした中、シャオ・ジャン(肖戦)、ワン・イーボー(王一博)、ゴン・ジュン(龔俊)など、今が旬のスターたちはどうしているのか。調べてみた。

1、ワン・イーボー

2014年、韓国でアイドルデビューしたワン・イーボーは中国政府による「限韓令」に遭ってしまい、活動拠点を中国に移し、人気バラエティー番組「天天向上」の司会者に抜てきされる。2019年、大ヒットドラマ「陳情令」をきっかけにブレークし、数十社のCMに起用されたり、ドラマの出演オファーが殺到したりした。

「清朗」行動の今年は、「天天向上」から離れることになるが、トニー・レオン(梁朝偉)と映画「無名」で共演したり、その他2作品の映画出演も決まり、ドラマ、映画、ダンサーとしてマルチに活躍している。

2、チュー・イーロン朱一龍

朱一龍

北京電影学院卒業で10年近くドラマの端役としてキャリアを積み上げてきたチュー・イーロンは、2018年のドラマ「鎮魂」をきっかけに遅咲きブレークする。性格が控えめで目立ちたがり屋でないチュー・イーロンは、バラエティーへの出演がほとんどなく、役者一筋でドラマや映画に出演し、演技を鍛えてきた。実力主義のチュー・イーロンにとって、「清朗」行動の影響はほとんどなく、安定した人気度を保っている。

3、シャオ・ジャン

「陳情令」の大ヒットで2019年にいきなりブレークするが、ファンによるトラブルで2020年は芸能活動自粛に追い込まれ、2021年に入って本格的に再スタートを切る。CMオファーが殺到し、商業価値が急上昇する一方で、ドラマは「玉骨遥」に出演したきり。今後は映画を目標にしていると言われているが、具体的な撮影話はまだ公表されてない。

また、アンチの妨害を警戒しているのか、今年に入ってからシャオ・ジャンはスケジュール管理は極秘に、ネット投稿は控えめと、「雲隠れ」な状況が続いている。「推し活への取り締まり」の影響で「余生、請多指教」のオンエアは延期となったが、「王牌部隊」は放送許可番号を取得し、配信に一歩近づいたことで期待の声が上がっている。

シャオ・ジャン

4、ツァイ・シュークン(蔡徐坤)

中国の人気歌手兼ダンサーのツァイ・シュークンは、人気沸騰後に舞い込んできたさまざまなドラマのオファーを断り、歌手一筋に頑張ってきた。マルチに活躍しているその他の人気スターに比べキャリアの道はやや狭いが、音楽の造詣は深いとされ、不動の人気を誇っている。

「清朗」行動が始まってからコンサートチケットの事前販売をめぐり、ネットで非難の的になったが、無事乗り越えている。また、今年は新型コロナの影響でコンサートを開く機会が激減したが、実力派歌手として今後の活躍に多くの期待が寄せられている。

ツァイ・シュークン

5、イー・ヤンチェンシー(易[火羊]千璽)

TFBOYSのメンバーとしてアイドルデビューしたイー・ヤンチェンシーだが、長い間アンチの攻撃に悩まされてきた。その後の大学入試では、中国三大映画学校の一つ、中央戯劇学院に合格し、本格的な演技指導を受けるようになる。

卒業後は人気ドラマ「長安二十四時」に出演。主演した映画「少年の君」は第39回香港映画金像奨で、最優秀監督賞や最優秀作品賞など最多8賞を受賞する快挙を果たした。演技の実力が認められ、ベテラン俳優との映画共演が多く、アイドルから俳優へのキャリア転換が最も成功したスターと言われている。実力を備え、スキャンダルのないイー・ヤンチェンシーにとって「清朗」行動はほぼ影響ないとみられている。

イー・ヤンチェンシー

6、ゴン・ジュン

大卒後の2015年に芸能界デビューを果たし、さまざまなドラマに出演してきたが、本格的にブレークしたのは今年2月に「山河令」が公開された後。影響力では「陳情令」のワン・イーボー、シャオ・ジャンに及ばないが、ビジュアルから人柄まで申し分がなく、言動も節度をわきまえていることから安定した人気を誇っている。

現在はドラマオファーが相次いでいるが、ほとんどが動画配信サービスが手掛けるもので、衛星テレビのプログラムや大型番組をターゲットにする「清朗」行動の対象とは畑違いで、ほぼ影響ないとみられている。(編集/RR)

ゴン・ジュン

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