中国、ゼロコロナ政策を断念すれば1日最大63万人の感染者が出る―最新研究

Record China    2021年11月29日(月) 14時40分

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中国が新型コロナウイルスに対する「ゼロ寛容」政策を断念し、米国型の防疫政策を採用した場合、1日当たり最大63万人以上の感染者が出るとする研究が発表された。写真は北京市内のPCR検査会場。

中国メディアの環球時報によると、中国が新型コロナウイルスに対する「ゼロ寛容」政策を断念し、米国型の防疫政策を採用した場合、1日当たり最大63万人以上の感染者が出るとする研究が発表された。

環球時報が29日、米ニューズウィークの27日付報道として伝えたところによると、北京大学の数学者4人を含む研究チームは、中国がより効果的なワクチンや具体的な治療方法がない中で出入国検疫措置を解除した場合、危険にさらされることになるとし、この推定は医療システムに耐え難い負担をかけるであろう爆発的な流行の発生の可能性を明らかにするものだとしている。

中国の新型コロナ戦略が経済に害を及ぼしていると主張する批評家もいるが、米国、イスラエル英国、スペイン、フランスのデータを分析した研究チームによると、中国がフランス型の防疫政策を採用した場合は1日当たり45万4198人の感染者が、英国型を採用した場合は27万5793人の感染者が出ると予想される。

研究チームは、「一部の西側諸国によって提唱されたワクチン接種による集団免疫仮説だけに基づく『開放』戦略を(中国が)現段階で採用するのは時期尚早だということを、われわれの研究結果は明確に警告している」と指摘している。(翻訳・編集/柳川)

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