中国の科学教育イベントが138%増、延べ27億3600万人参加―中国メディア

人民網日本語版    2021年11月27日(土) 0時20分

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2020年度に中国で延べ27億3600万人が全国オフライン・オンライン各種科学教育イベントに参加し、前年比138.21%増となった。資料写真。

中国科学技術部がこのほど発表した2020年度全国科学教育統計データによると、2020年度に中国で延べ27億3600万人が全国オフライン・オンライン各種科学教育イベントに参加し、前年比138.21%増となった。うち科学教育(技術)講座は84万6600回で、前年比484.68%増の延べ16億2300万人が参加。科学教育(技術)特別展示は11万100回で、延べ3億2000万人が見学した。科学教育(技術)コンテストは2万8200回で、参加者は延べ1億8400万人だったことが23日の取材で分かった。科技日報が伝えた。

昨年の全国の科学教育活動経費調達規模は前年比7.44%減の171億7200万元。うち各級政府当局の支出は138億3900万元で、全体に占める割合は前年比0.97ポイント増の80.59%。昨年の科学教育活動支出規模は81億6300万元で、科学教育経費使用総額の47.47%を占めた。科学教育会場建設費は計41億4300万元で、科学教育経費使用総額の24.09%を占めた。

科学教育会場の建設は全体的に好転し、会場の数とホールの面積が増加した。昨年の全国の科学技術館と科学技術類博物館は前年比48館増の1525館。新型コロナウイルスの影響を受け、昨年の科学技術館と科学技術類博物館の来館者数が大幅に減少し、前年比52.68%減の延べ1億1500万人だった。

昨年一般向けに開放された国家実験室、エンジニアリングセンター、分析試験センター、科学データセンターなどの科学施設は前年比28.19%減の8328カ所だったが、一部施設がオンライン訪問を受け付けたため利用者が前年比21.89%増の延べ1155万5200人に上った。

オフライン・オンライン科学教育イベントが緊密に結びつき、一般社会で広い影響力を生むと同時に、従来型のメディアやニューメディアプラットフォームとの連動により立体的な科学教育発信体制を形成した。昨年に全国で発行された科学技術紙は1億5800万部、出版された科学教育関連図書は9853万6000冊、発行された科学教育ジャーナルは1億3100万部。ラジオによる科学教育(技術)番組の放送時間は12万8300時間で、テレビによる科学教育(技術)番組の放送時間は16万4600時間。合計で科学教育サイト2732サイト、科学教育類微博(ウェイボー)公式アカウント3282件、科学教育類微信(WeChat)公式アカウント8632件が開設された。

また統計データによると、各地は積極的に科学教育による感染症との戦いを展開し、感染対策と生産の同時進行をサポートした。例えばオンライン・オフラインの解説や資料配布などにより、社会各界に速やかに防疫知識を伝えた。微信、微博、ライブ配信、ショート動画、テレビ、ラジオなどのルートにより、動的なオンライン科学教育を積極的に展開し、科学技術による感染症との戦いの最新の進展と成果を伝えた。各分野の科学教育の力を動員し、操業再開、安全生産、防災・減災などをめぐりオールメディアによる科学教育PRを行った。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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