栄養バランスに優れた朝食デリバリーが人気に―中国

人民網日本語版    2021年11月26日(金) 8時40分

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中国では便利なデリバリー配達の登場で、若いサラリーマンの食事の問題が解決されているだけでなく、さらに、食事に多くの選択肢ができ、いろんな種類や味の料理を食べることができるようになってきている。

中国では便利なデリバリー配達の登場で、若いサラリーマンの食事の問題が解決されているだけでなく、さらに、食事に多くの選択肢ができ、いろんな種類や味の料理を食べることができるようになってきている。北京青年報が伝えた。

■1日中大忙しのデリバリー配達員

「2020-21年中国デリバリー配達業界発展分析報告」によると、デリバリーの種類が増え続け、店の営業時間も長くなっているといった要素の影響で、デリバリー配達の利用時間は、昼食と夕食の時間帯から、「全日」へと拡大している。昼食と夕食の時間帯は依然として、デリバリー配達のピークタイムとなるものの、その2つの時間帯に限らず、朝食やアフターヌーン・ティー、夜食などの時間帯も、デリバリーを利用する人が増えており、春節(旧正月)といった伝統的な祝祭日の時でも、デリバリーを注文するという人さえ増えている。

調査によると、「下沈市場(三線以下の都市、県・鎮、農村地区の市場)」や60後(1960年代生まれ)、70後(70年代生まれ)のユーザーの間でも、デリバリーを利用する人が増えている。都市のランク別で見ると、四線以下の都市のユーザーの増加が、一、二、三線都市を遥かに上回っている。また、四線以下の都市を見ると、95後(95~99年生まれ)と60後のユーザーが急増しており、一線都市を見ると、70後のユーザーの1カ月当たりの利用回数が初めて5回を上回り、名実ともにロイヤルティーの高いユーザーとなった。

■90後や95後は朝食もデリバリー

90後(90年代生まれ)や95後の牽引の下、朝食デリバリーを利用する人が急増している。また、肉類、水産系、卵類の朝食における消費量と占める割合が高くなっている。

「インターネット飲食デリバリー消費栄養健康動向洞察」によると、2021年、中国のインターネット飲食デリバリー市場の取引規模は9340億元(約16兆8120億円)に達する見込みだ。95後の消費が占める割合は、2018年の35.6%から2019年には41.8%に上昇し、デリバリー消費の主力となっている。また、朝食とアフタヌーンティーの消費は女性の方が多いのに対して、夕食や夜食などの利用額は男性の方が多くなっている。デリバリーユーザーの朝食の消費が急速に伸びており、中でも90後、95後の朝食のデリバリー増加幅が最大となっている。

デリバリーを利用する時も、お腹いっぱいになるだけでなく、栄養バランスも考えなければならない。肉類や水産系、卵類の消費量の占める割合が年々増加傾向にある。そのうち、肉類の消費の構造はあまり変化していないが、海の魚と淡水魚の消費の割合の増加幅が比較的大きくなっており、水産製品の消費の割合は低いが、質の高いタンパク質の供給が改善されている。

■女性の方がヘルシー

年齢層によって、デリバリーで注文する食品の種類も異なる。90後は穀類・イモ類や野菜を、70後は肉類、水産系、卵系を好み、90後と80後は70後よりも牛乳や豆、ナッツ類を好んでいる。

また、デリバリーで注文する食品の構造は、男女でも異なる。女性は水産系や野菜、果物、ナッツ類を好み、デリバリー消費も「食生活指針」のアドバイスに近い。一方、男性は肉類を好み、肉製品やフライドポテト系を特に好んでいる。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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