人民網日本語版 2021年11月25日(木) 13時50分
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羅懐聡氏は、中国航天科工集団第六研究所で固体推進薬の「整形」作業を行う技術者で、ロケットの飛行軌道の需要を満たすために、非常にセンシティブな火薬を寸分違わず平らにカットする必要がある。
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羅懐聡(ルオ・ホアイツォン)氏(47)は、中国航天科工集団第六研究所で固体推進薬の「整形」作業を行う技術者で、ロケットの飛行軌道の需要を満たすために、非常にセンシティブな火薬を寸分違わず平らにカットする必要がある。
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固体推進薬は一種のエネルギーを含む物質で、熱、機械の衝突及び摩擦、静電気などの刺激により瞬時にして燃焼・爆発する可能性がある。非常に高い精度が必要とされ、非常に高い危険性が存在することから、この仕事は「火薬の彫刻」と形容される。
羅氏によると、固体推進薬の「整形」はロケットエンジンの1000に上る製造工程の中で極めて重要で特殊な工程だ。現在も「世界的な難題」とされており、どれほど精密な機械でも依然として完全に人の手に取って代わることはできない。
0.1ミリメートルというA4サイズの紙の厚さにも満たないのは、羅氏の「彫刻」の精度だ。作業中のカッティングの力は完全に個人の感覚と判断に基づき、少しでも油断すれば事故になる恐れがある。羅氏は常人には想像もできない危険と孤独に耐えており、この「火薬の中での作業」と呼ばれる持ち場で丸29年も働いている。「危険だが、これが私の仕事だ。どんなに危険な仕事でもやる人が必要だ」と話している。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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