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北朝鮮による拉致被害者・曽我ひとみさんの夫、チャールズ・ジェンキンスさんの自叙伝がドラマ化される。写真は原作の自叙伝。
北朝鮮による拉致被害者・曽我ひとみさんの夫、チャールズ・ジェンキンスさんの自叙伝がドラマ化される。11月17日、韓国メディア・ニュース1が報じた。
記事によると、このドラマはジェンキンスさんと米タイム誌の記者であるジム・フレデリック氏が共同執筆した「The Reluctant Communist: My Desertion, Court-Martial, and Forty-Year Imprisonment in North Korea(わが北朝鮮での40年間の収容生活、日本で刊行された自叙伝『告白』の英語版)」を映像化したものとのこと。監督は「パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間」「キル・ザ・メッセンジャー」「コンカッション」などで演出や脚本を手掛けたピーター・ランデズマンが務め、韓国のムービング・ピクチャーズ・カンパニーが制作を担当する予定だという。
事件は1965年、在韓米軍陸軍の下士官だったジェンキンスさんが夜間警備中に脱走し、軍事境界線を越えて北朝鮮側へ投降したことから始まる。当時ジェンキンスさんは米国に強制送還され、短期間の懲役刑を受けることになると予想していたが、結局40年もの間、北朝鮮から脱出することはできなかった。
記事は、「2017年に77歳で亡くなったジェンキンスさんは、1965年に北朝鮮へ渡った後、日本人拉致被害者の曽我ひとみと結婚。彼はベトナム戦争への派兵から逃れるために北朝鮮へ渡ったが、むしろ想像を超える拷問や監視を受けるなど大変な苦痛を味わったといい、主体(チュチェ)思想を毎日10時間ずつ学ばされたことも明らかにしている」と報じている。
また、「北朝鮮では主に英語教師として働きながら39年間暮らし、妻と娘と共に2004年に日本に来た。翌年日本で刊行した『告白』には、タイ人の拉致被害者パンジョイについての証言も記載されており、北朝鮮における人権に関する国連調査委員会(COI)がこの証言に基づく報告書を提出するなど、国際的な問題になった」とも伝えている。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「北朝鮮は地球から消えるべき国」「南北平和はわれわれの子孫に与える大きなプレゼント」などと北朝鮮を批判する声や、「本当に特殊な人だな」「軽い気持ちで渡ったけど、いざ捕まったらとんでもなかったという…」「人生は常にその時々の判断が結果を左右する。誤った選択の代価を一生かけて払ったんだね」などと、ジェンキンスさんに同情する声が寄せられている。
一方では、「北朝鮮に渡った脱走兵の人生をドラマ化?」「おそらく北朝鮮について、われわれが知ってる以上の内容は描かれていないと思う」などのコメントも見られた。(翻訳・編集/丸山)
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