福島原発事故の放射性物質が北極海へ、研究結果に中国外交部「日本だけの問題では絶対にない」

Record China    2021年11月12日(金) 16時0分

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11日、米華字メディア・多維新聞は、2011年の福島第1原発事故で海に流れ出た放射性物質がベーリング海を経て日本の東北沿岸に戻ったという日本の専門家による研究結果を報じた。写真は北極海。

2021年11月11日、米華字メディア・多維新聞は、2011年の福島第1原発事故で海に流れ出た放射性物質がベーリング海を経て日本の東北沿岸に戻ったという日本の専門家による研究結果を報じた。

記事は、日本メディアの報道として、筑波大学の青山道夫客員教授がこのほど福島大学主催の国際シンポジウムで、2011年の同事故で海洋に流出するなどした放射性物質のセシウム137が米西海岸に到達した後、太平洋最北部のベーリング海を経由し、およそ7〜8年後に日本の東北沿岸に戻ったとする研究結果を発表したことを伝えた。

また、17年にベーリング海と北極海の縁海のチュクチ海で同事故由来のセシウム137が微量検出されたとし、青山教授が「動きから考えて既に北の北極海にも広がったと考えられる」と述べたことを紹介した。

その上で、中国外交部の王文斌(ワン・ウエンビン)報道官が11日の定例会見でこの件に触れ、中国政府が関連報道に注目していると述べるとともに「福島の放射能汚染水処理が、世界の海洋生態環境や公衆の健康に関わる問題であり、日本だけのことでは絶対にないということが改めて示された」とコメントしたことを伝えた。(翻訳・編集/川尻

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