日本が台湾製ワクチン認めず、「台日友好は片思いだった」と中国メディア

Record China    2021年11月11日(木) 17時20分

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日本政府が台湾製の新型コロナウイルスワクチンの接種証明を認めていないことについて、中国メディアの観察者網は「台湾人の心が砕けている」「台日友好は片思い」などと報じた。写真は台湾のワクチン接種。

日本政府が台湾製の新型コロナウイルスワクチンの接種証明を認めていないことについて、中国メディアの観察者網は「台湾人の心が砕けた」「台日友好はなんと片思いだった」などと報じた。

日本政府は8日から新型コロナウイルスによる外国人の入国制限を一部緩和。ビジネス目的の入国者は日本で承認されているワクチンの接種証明を所持していれば隔離期間が10日から3日に短縮されるが、台湾が開発した高端(メディゲン)製ワクチンは対象には入っておらず、入国後には14日間の隔離が必要となる。

台湾メディアの聯合報によると、台湾衛生当局トップ・陳時中(チェン・シージョン)氏は「台日双方のワクチン承認はややうまくいっていない」と言及。台湾外交部も「相互承認などについて協議していく」と述べた。なお、台湾の9日の感染者は海外からの6人のみで、感染状況は比較的安定しているという。

一方、中国メディアの観察者網は「台湾のネットユーザーは日本が台湾製ワクチンを認めていないことに『驚き』、心が砕けた」と報道。ネット掲示板PTTに寄せられた台湾人ユーザーのコメントとして「悲報!いわゆる台日友好は片思いだった」「ワクチンを送っておいて打ったら認めないというのはどういうこと?」などを紹介している。ただ、日本が台湾に提供したアストラゼネカ(AZ)製ワクチンは承認されているため、後者はやや見当違いのコメントと言えそうだ。

観察者網の記事はこのほかに、「もう少し待ってみよう」「台湾も隔離措置を設けている」「台湾は開放していないのに相手にだけ求めるのはいかがなものか」「隔離は良いこと。他人も自分も守ることになる」「私たちは日本を困らせない」といった声が出ていることを紹介しているが、これらのコメントについては「必死になって日本のために言い訳を探している」と皮肉交じりに伝えている。(翻訳・編集/北田

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