去年のキャリア停滞期から急回復を見せている人気俳優のシャオ・ジャン（肖戦）。今まですさまじい勢いで25のメーカーとブランドからCMに起用され、その類のない「商業価値」にスポットが当てられる一方で、次の出演作品についても大きな関心が寄せられている。

2021年のシャオ・ジャンはCMの他、ファンタジー時代劇「玉骨遥」に出演する傍ら、初挑戦の舞台劇「如夢之夢」で演技を鍛えてきた。ドラマ「玉骨遥」は8月4日にクランクアップを迎え、舞台劇は新型コロナの影響で公演の中止や延期が相次ぐ中、いまやっと深セン公演までたどり着き、早くて年内に北京でフィナーレを迎えることになるとみられている。

人気俳優にしてみれば、このタイミングに早速次の出演作品に関する情報が出回るはずだが、現時点でそのような情報は一切聞こえておらず、ネットではさまざまな期待や臆測が飛び交っている。関係者によると、シャオ・ジャンは自身のイメージとキャリアを大切にしており、今舞い込んでいる複数の制作企画の中から自分に合う役、演技の限界を突破できる役柄を厳選していて、特に映画出演を最優先に模索しているという。

ファンタジー時代劇やラブロマンス系のドラマへの出演が多くなると、役者の人気を消耗してしまうと判断したためか、シャオ・ジャンは俳優としてのキャリアを着実に積み上げる目的で、より高度な演技を必要とする舞台劇に初挑戦した。映画の出演が実現されればその執念が実を結び、将来のビジョンが大きく開かれるとみられる。

山西省大同市で10月中旬に開かれた「第6回ジャッキー・チェン国際アクション映画週間」でシャオ・ジャンはめでたく姿を見せ、映画進出への意気込みをさりげなく示してきた。年が変わる2022年に「シャオ・ジャン×映画」でどのようなビッグニュースが発表されるのか。注目していきたい。（編集/RR）