【CRI時評】「アフガン産松の実が完売」、これは物語の始まりにすぎない

CRI online    2021年11月9日(火) 13時30分

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輸入博に合わせて中央広播電視総台が6日夜に実施したライブコマースイベントで、アフガニスタン産の松の実12万セット(約26トン)が完売したという情報は、その日夜の中国のSNS上でトレンド入りした。

第4回中国国際輸入博覧会(輸入博)に合わせて、中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)が6日夜に実施したライブコマースイベントで、アフガニスタン産の松の実12万セット(約26トン)が完売したという情報は、その日夜の中国のSNS上でトレンド入りした。SNS上は「戦乱を経験した人たちを助けることができて本当によかった」「今夜松の実を買います。アフガニスタンの人たちは本当に大変だったと思う」などの温かいコメントであふれた。

この松の実の一部は、数日前にアフガニスタンからチャーター機で上海に到着した45トンの松の実から来ている。アフガニスタンでは今年、松の実は豊作だったが、新型コロナの流行および情勢の影響で販売は苦境に立たされていた。中国はアフガニスタンの農家のために特別に「松の実の空中回廊」を開通させて中国市場の熱気と中国の消費者の熱意を感じさせた。

アフガニスタン産の松の実12万セットが輸入博で完売したことは偶然ではない。これは、輸入博が発展途上国、とりわけ後発開発途上国の商品のために販売プラットフォームを構築した成果であり、さらには中国が真の多国間主義を守り、市場というチャンスを世界と共有してきたことによる必然の収穫だ。

中国は、各国が共に発展することこそが真の発展であり、皆が共に豊かになることこそが真の富裕だと考えている。「共有」は輸入博の生来の遺伝子だ。今年は後発開発途上国33カ国の企業約90社が出展している。輸入博は後発開発途上国が多国間貿易体制に溶け込むための得難いプラットフォームだ。中国は、国際連合と世界貿易機関(WTO)の合同設置機関である国際貿易センターと協力して、食品・農産物、消費財などの展示エリアに展示ブースを設置して、アフリカや中南米の国々の製品を展示している。輸入博は後発開発途上国の製品が中国市場に参入するための「高速車線」を造った。

新型コロナの流行による打撃と「百年に一度の変局」による影響で、世界の発展は不均衡で不十分という問題が深刻化する中で、中国が、輸入博を予定通りに開催し、中国の発展によるチャンスを全ての国に平等に共有させ、グローバル化がより開放的で包容的で普遍的でバランスの取れたウィンウィンの方向に発展するよう力強く促していることは、世界経済の回復にとって極めて重要なことだ。国連貿易開発会議(UNCTAD)のレベッカ・グリンスパン事務局長は、「中国は多くの発展途上国の主要な貿易相手国であり、世界の後発開発途上国の輸出貿易の20%は中国との貿易だ。輸入博が4年間続き、これほどの成功を目にすることができてとてもうれしい」と述べている。

高いレベルの開放を拡大することを決意した中国で、常に共同発展に尽力する世界第2の経済大国で、アフガニスタン産の松の実が完売した。これは物語の始まりにすぎない。(CRI論説員)

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