エコカーで勝負、現代自動車が来年に日本再進出か=韓国ネットは賛否「トヨタに勝てるなら…」

Record China    2021年11月9日(火) 20時20分

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現代自動車が来年、日本市場へ再進出することを最終検討しているという。写真は現代自動車。

現代自動車が来年、日本市場へ再進出することを最終検討しているという。11月8日、韓国メディア・ZD Net Koreaが報じた。

記事によると、現代自動車の張在勲(チャン・ジェフン)社長は5日、日経ビジネスのインタビューで、「日本は先進市場であり、最も厳しい市場」としつつも、「再進出について最終検討中であり、日本の顧客の目線で何が必要なのかを綿密に調査している」と発言。「電動化への転換が遅れている日本市場において、電動SUVの『アイオニック5』と水素燃料電池車『NEXO』の競争力がどの程度かを判断し、適切な販売所を探す予定」と語ったという。

現代自動車は2001年に日本市場へ初めて進出したが、累積販売台数は1万5000台と振るわず、09年に撤退した。日本では現在現代自動車の車両は700台ほど使用されており、整備などのサポートは引き続き提供されている。

張社長は敗因について「日本の顧客のニーズと市場についての分析が不十分だった」と語ると同時に、「日本の社会や経済が環境を重視するようになり、顧客も個人の価値観を重視する方向に変わってきたため成功する可能性は高い」と分析。また、「電気自動車や水素燃料電池車の分野で競争力を発揮できるほど現代自動車のラインナップも変わった」とし、「日本市場に進出するのに非常に適したタイミング」と説明した。

さらに、「ブランドは商品とサービス、顧客体験の全て満足させなければならない」とし、「過去の失敗を繰り返さないよう、独自の価値を提供する」と語ったという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「チャレンジ精神は認めるけど、自動車は日本の販売量1位の製品だよ」「日本に住んでいるけど、日本の都市部では車が必要ないほど電車が整備されているし、地方では軽自動車が人気。最近は必要な時にだけ借りるサービスへ移行中だし、高齢者は免許を返納する人も多い。だから再進出はやめた方がいい」「むしろインドや南米を攻略した方がいいかと」「トヨタに確実に勝てる見込みがないなら、金を無駄にせず技術力の向上に力を入れて」「それよりも労組の管理をちゃんとしてほしい」など、否定的な意見が多く寄せられている。

一方では、「電気自動車や水素燃料自動車という新たな分野なら、原点からスタートする価値はあるかも」「電気自動車や水素燃料自動車なら日本よりも進んでいるから、軽自動車を輸出すれば勝算はある」など、賛同するコメントも見られた。(翻訳・編集/丸山

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