中国生物の張雲濤副総裁「ブースター接種は変異株の予防に有効」―中国

人民網日本語版    2021年11月8日(月) 11時50分

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中国生物技術股份有限公司のチーフサイエンティストの張雲濤副総裁は「ブースター接種が終われば、個体の抗体が数倍から数十倍増加し、変異株の予防に有効だ」と述べた。写真はワクチン接種会場。

中国生物技術股份有限公司のチーフサイエンティストの張雲濤(ジャン・ユンタオ)副総裁は5日に行われた虹橋国際経済フォーラムの分科会「全国民の健康と経済社会との調和の取れた発展:新理念・新原動力」で、「現在、全国の特殊な層6000万人を対象に新型コロナウイルスワクチンの3回目となるブースター接種を始めている。ブースター接種が終われば、個体の抗体が数倍から数十倍増加し、変異株の予防に有効だ」と述べた。

張氏の説明によると、中国生物は昨年4月12日に中国食品薬品検定研究院の審査と臨床試験に合格し、同日に河南省での第2相臨床研究の中でブースター接種の研究計画を立てた。臨床プロセス全体の中で、研究によって良好なデータが取得され、ブースター接種の安全性データは第1~2回接種よりも高かった。

張氏は、「同時に、私たちは海外のアラブ首長国連邦(UAE)で2回の接種を終えてから1カ月後、4カ月後、6カ月後のブースター接種の体系的研究と保護能力の研究を進めている。海外の研究での抗体増加率は中国国内のデータと一致し、安全性データも良好だ。3回目の接種後のUAE現地の感染症発生率は、ワクチン臨床実験が進む過程で著しく低下している」と続けた。

張氏はまた、「過去半年間に、中国国内と海外に感染症流行の波が何度か訪れたが、データを見るとワクチンを2回接種していればデルタ変異株による重症化や死亡を防ぐ効果があり、感染リスクを減らす作用もあることがわかる」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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