輸入博はどこが熱い?5つの見どころに注目集まる―中国

人民網日本語版    2021年11月4日(木) 21時50分

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今年の輸入博は展示の規模といい、出展者の顔ぶれといい、さらにはイベントの設定といい、引き続きエネルギーにあふれており、特に5つの見どころに注目が集まっている。

第4回中国国際輸入博覧会がまもなく開幕する。過去3回とも大いに盛り上がったが、今年の輸入博は展示の規模といい、出展者の顔ぶれといい、さらにはイベントの設定といい、引き続きエネルギーにあふれており、特に次の5つの見どころに注目が集まる。中国新聞社が伝えた。

(1)展示規模が拡大し高度化

公式の情報によると、今回の輸入博の企業展には食品・農産物、自動車、技術設備、消費財、医療機器・医薬保健、サービス貿易の6つの展示エリアが設置される。展示面積はさらに拡大して36万6000平方メートルになる。米国、日本、ドイツなどの先進国だけでなく、より多くの「一帯一路」(the Belt and Road)沿線国、中欧・東欧諸国、後発開発途上国も出展する。チームを組んで出展する海外の中小企業がさらに増加する。

中国国際輸入博覧局の孫成海(スン・チョンハイ)副局長は、「今回の輸入博の企業展に対し、各国・地域の企業が強い参加意欲を見せる。各国・地域の企業が積極的に参加することは、輸入博プラットフォームの魅力を大いに認めているからだけでなく、中国市場に対する海外企業の期待と評価をありありと体現するものでもある」と述べた。

(2)出展の陣容「ランク」がより高く

出展規模とともに拡大上昇したのは、出展者の「ランク」だ。今回はフォーチュン・グローバル500の企業や業界のリーディングカンパニーのリピート率が80%を超え、出展数もこれまでを上回った。世界3大オークション会社、3大高級ファッショングループ、4大穀物メジャー、10大自動車グループ、10大電気工業グループ、10大医療機器メーカー、10大化粧品メーカーなどがこぞって参加し、多くの新製品が発表される見込みだ。

同時に、展示エリアの設置がより先端的になり、専門化レベルが一層高くなる。主催者は中国の発展ニーズに合わせて、展示の題材を刷新し、エネルギー・低炭素・環境保護技術、イノベーション・インキュベーションなど13の専門エリアを設置し、質の高い資源の供給と市場の差し迫ったニーズをマッチングさせる。また、出展企業連盟の枠組み内で医療機器、スマート交通移動、新エネルギーなど14の専門委員会を設立し、政府と企業との対話や業界の交流プラットフォームを構築する。

(3)新たな友人が国家展に続々集合

新型コロナウイルス感染症という特殊な背景の中、輸入博の国家展は今年初めてオンラインで開催される。公式の情報によると、3Dモデリング、アンリアルエンジンなどの新技術手法を採用して、没入式のデジタル展示ホールを構築する。「来場者」はオンラインでホールに展示されたコンテンツを閲覧でき、ホールからのリンクで同国の企業の出展状況や展示品の情報をスピーディーに確認することができる。

国家展のクラウド開催という新たな形式により、より多くの新しい友人の参加が可能になった。公式の情報によると、今回は新たに15カ国が参加することになり、コンゴ共和国、キリバス、モーリシャス、ソロモン諸島、パレスチナの5つの国が初参加する。出展する国は5大陸にまたがり、先進国、発展途上国、後発開発途上国をカバーし、「一帯一路」沿線国も意欲的に参加する。

(4)「買い手」チームの実力がさらに高く

輸入博で特に目を引くのは往々にして「売り手」だが、「買い手」も同じく輸入博の主役だ。今回は「需給がともに活発」で、出展する国・地域や企業の数がこれまでより多いだけでなく、各地のバイヤーからも積極的な申し込みがあり、39の取引チーム、599のサブチームが会場で専門的な調達活動を展開することになっている。

統計によると、中国内外の登録機関のうち、企業が82.6%を占める。国内企業では民間企業が64%、中小企業が70.5%を占め、いずれも高いレベルを維持している。業界別に見ると、国民経済の各業界のビジネス来場者が見込まれ、うち製造業と卸売・小売業が最も多く、いずれも30%近くを占め、輸入博の展示エリアの業界配置とのマッチング度が高い。申し込みをしたバイヤーの購買力は高く、年輸入額1億ドル(約114億円)以上のところが1200社を超える。

(5)虹橋フォーラムに引き続き発言力

輸入博の重要イベントである虹橋フォーラムは、今回は「百年の変局の下の世界経済:ポストコロナ時代のグローバル経済協力」がテーマになる。メインフォーラムはオンラインとオフラインが組み合わさったスタイルで行われ、中国に駐在する各国の使節、官・産・学・研各界の関係者が代表として参加する。12のサブフォーラムの参加者はグリーン発展、デジタル経済などの先端の話題について話し合う。

中でも特に注目されるのはハイレベルフォーラム「中国の世界貿易機関(WTO)加盟20周年:互恵・ウィンウィンで未来をともに創る」。専門テーマの展示も行われ、過去20年間の、とりわけ中国共産党第18回全国代表大会以降の中国の全方位的な対外開放の輝かしい成果と新時代のハイレベルの対外開放という新局面を重点的に紹介する。フォーラム期間中には、「世界開放報告2021」や「世界開放指数」も発表され、2008年以降の世界の129エコノミーの開放レベルに対する評価が示される予定だ。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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