日本が薬物の主要密輸先に=アジアの覚せい剤押収量、5年間で3倍に―国連報告書

Record China    2014年5月23日(金) 6時10分

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20日、国連薬物犯罪事務所は世界の薬物に関する報告書を発表。近年アジア太平洋地域を中心に覚せい剤のメタンフェタミンの押収量が急激に増加していることが明らかになった。資料写真。

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2014年5月20日、国連薬物犯罪事務所(UNODC)は、世界の薬物に関する報告書を発表した。アジア太平洋地域を中心に、覚せい剤のメタンフェタミンの押収量が急激に増加しており、2012年には過去最大の36トンに達した。薬物取引の利益が大きい日本が主な密輸先の1つとなっている。21日付で中国紙・参考消息(電子版)が伝えた。

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日本メディアによると、先日、人気デュオ「CHAGE and ASKA」のメンバーであるASKA(本名・宮崎重明)容疑者が覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで逮捕されたが、この事件も日本に大量の覚せい剤が流入している現状を反映している。

報告書によると、アジアでのメタンフェタミンの押収量は2008〜2012年の5年間で3倍に拡大。中国では2012年に約16トンが押収されており、2008年の2倍以上に急増している。タイでも2012年に、2008年の5倍に相当する約10トンが押収されている。

アジアで使用されているメタンフェタミンは主に中国やミャンマーなどの拠点で生産されているが、報告書では、中東や西アフリカで生産される薬物も組織的に日本に密輸されていると指摘。1グラム当たり約4300元(約7万円)という高い取引価格が誘因となっている。(翻訳・編集/藤)

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