Record China 2021年10月31日(日) 19時0分
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29日、中国のテレビ各局が放送するバラエティー番組が、中国当局から「過度な娯楽化」を指摘されて規制の対象になることが明らかになり、視聴者からは不満の声が噴出している。
国営テレビ・中央電視台(CCTV)に報道によると29日、中央宣伝部および国家広播電視総局が、上海・江蘇・浙江・湖南の4省市にあるテレビ局を集めて会合を行い、バラエティー番組の「過度な娯楽化」や「炒星(タレントの宣伝)」について是正を求めた。テレビ番組は公益を優先し、社会主義の核心の価値観、時代をけん引し奮闘する人や労働者に焦点を当てたものであるべきとの見解を示した。
これに対してテレビ各局も全面的な改正や、高品質な番組作りを行い、視聴者に良質な精神や文化生活を提供すると表明している。
今回集まったテレビ各局はそれぞれ、「極限挑戦」や「奔跑吧」、1997年にスタートした中国の代表的なバラエティー番組「快楽大本営」といった人気番組を持っている。なお、今回の規制は以前から話題になっていたものだが、これまで毎週放送されてきた「快楽大本営」は今月2日を最後に、放送を中止している。湖南衛星テレビでは内部調整と番組のアップグレードを主な理由としているが、この規制が原因ではないかとみられている。
ネット上では視聴者から不満の声が噴出しており、「バラエティー番組とは娯楽を提供するものではないのか?」「バラエティー番組を見るのは娯楽のため」「“過度な娯楽化”の基準が分からない」「笑えないバラエティー番組って存在する意味があるの?」といった意見が寄せられている。(Mathilda)
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