日本の皇室女性が一般人に嫁ぐのはなぜこれほど難しいのか―中国メディア

Record China    2021年10月30日(土) 15時30分

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28日、新京報は、小室眞子さんの結婚に関連して「日本の皇室の女性はどうしてこんなに大変なのか」とする記事を掲載した。

2021年10月28日、中国メディアの新京報は、小室眞子さんの結婚に関連して「日本の皇室の女性はどうしてこんなに大変なのか」とする記事を掲載した。

記事は、「大安」に当たった今月26日に、秋篠宮さまの長女・眞子さまが婚約者で大学の同級生だった小室圭氏と結婚し、皇室を離れて小室眞子さんになったと紹介。2人は2017年に婚約を発表したものの、小室氏の母親の債務騒動によって世論の風当たりが強まり、18年に予定されていた結婚が3年先延ばしされることになったと伝えた。また、今なお2人の結婚に異を唱える人が多く、26日の結婚当日にも東京で100人を超える市民が結婚に対する抗議デモを行ったとしている。

その上で、眞子さんが26日の記者会見で小室氏についてかけがえのない存在と語るとともに、結婚が自身の心を守り、生きていく上で必要な存在だったと心境を告白し、小室氏も「一度きりの人生を、愛する人と一緒に過ごしたい」と述べたことを伝えたうえで、「ついに念願かなった眞子さんの結婚は、多くの人に日本の皇室の女性による耐え難い心理的な重圧について注目させた」と評した。

また、眞子さんが26日の記者会見で当初予定されていた質疑応答を取り消し、事前の質問について書面で回答したことにも言及。その背景には今月1日に眞子さんが複雑性PTSDであると発表されたことがあり、結婚当日まで眞子さんの心理状態が良好ではなかったと伝えた。

そして、日本の皇室で心の失調を来した女性は眞子さんが初めてはないとし、美智子上皇后も明仁上皇が天皇に即位して間もない今から30年ほど前にメディアや世論から「皇室の主としてふさわしくない」などといった理由でメディアや世論から激しいバッシングを受けて失語症を患い、回復後に「事実でない報道がまかり通る社会になって欲しくありません」とのコメントを発表したと紹介した。

また、その10年後には現在の雅子皇后も、皇位継承者となる男子が産まれないことで批判を浴びた結果、適応障害と診断され、公務を離れて療養する事態になったと指摘。これらの経緯を紹介した米紙ニューヨーク・タイムズが「日本では、皇室の女性の境遇が極めて苦しいものである。皇位に就く資格がないにもかかわらず、彼女たちが受ける批判は男性皇族よりも厳しいのだ。なぜなら、男性皇族は将来天皇になる可能性があるという権利にある程度守られているからだ」と評したことを伝えている。(翻訳・編集/川尻

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