台湾軍の士気低下を懸念する米紙の報道に、韓国メディアが「韓国軍の方が心配」と指摘

Record China    2021年10月29日(金) 14時20分

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28日、韓国・朝鮮日報は、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が台湾軍の軍事力と士気の低さを指摘したのを受け、「韓国軍の方が心配だ」とする記事を公開した。

2021年10月28日、韓国・朝鮮日報は、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が台湾軍の軍事力と士気の低さを指摘したのを受け、「韓国軍の方が心配だ」とする記事を公開した。

記事によると、韓国の徐旭(ソ・ウク)国防部長官は最近、北朝鮮による潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)発射に対し、「挑発ではない」という見解を明かして物議を醸した。文在寅(ムン・ジェイン)大統領の就任後、北朝鮮のミサイル発射について77回ほど「挑発」と発言してきたが、今年3月に金正恩(キム・ジョンウン)総書記の妹・金与正(キム・ヨジョン)氏から反発を受けて以来、「挑発」という表現は使用されなくなったという。

また記事は、「米韓の合同軍事訓練は3年間コンピューターシミュレーションのみで実施されており、今年8月の訓練も新型コロナウイルスを理由に人員を縮小し、従来の12分の1の規模で行われた」と指摘。「一線部隊もコロナ禍により訓練らしい訓練を行えておらず、訓練兵が実弾射撃場で笑いながら騒いでいても上官は注意できない。粗末な食事や陸軍訓練所での過剰な防疫対策が問題になって以来、指揮官らは苦情を恐れ実戦的な訓練を控えて無難な部隊管理に専念している」と報じた。

そして「そのような中で空軍の女性副士官死亡事件や駆逐艦内での新型コロナウイルス集団感染などが発生し、徐長官は就任11カ月の間に国民へ7回も謝罪した」とし、「それでも責任者らの大部分が処罰を免れるなど、軍上層部の『道徳心の緩み』が度を超えているとの指摘が上がっている」と伝えた。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「軍隊は軍隊らしく厳しくしないと」「髪も伸ばせるし携帯電話も使えて緊張感もない。ただ遊んでるだけ」「寄せ集めただけの軍隊は国を亡ぼす。軍隊は国を守るために死を覚悟して入隊するもの」「選挙で票を集めるために甘い政策を乱発した結果」「金与正の一言に動揺する政府が情けない」「敵を敵とも言わず『我が民族』などと言ってるからね。本当に心配」など、共感の声が相次いでいる。(翻訳・編集/丸山

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