中国系女性が2年間も「仕事に行くフリ」、親に黙って裏でスゴいことをしていた!―オーストラリア

Record China    2021年10月30日(土) 22時20分

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オーストラリアに住む中国系女性が両親に2年間も「仕事に行く」とうそをつき、その裏でスゴいことをしていた。

オーストラリアに住む中国系女性が両親に2年間も「仕事に行く」とうそをつき、その裏で時価総額4700万ドル(約53億円)の大企業の経営に成功していたことが明らかになった。香港メディアの香港01や米紙ニューヨーク・ポストなどが伝えた。

中国系オーストラリア人の女性ジェーン・ルー(Jane Lu)さんは2010年、24歳の時にアパレル会社「Showpo」を設立。しかし、当時両親には一切知らせていなかったという。両親は共に中国からの移民で、8歳のジェーンさんと共にシドニーに移り住んでからは清掃員として働いていた。

ジェーンさんはその後、現地の有名な会計事務所に就職。両親も娘が安定した仕事に就いたことに安心していた。しかし、友人からポップアップストアで洋服を販売する話を持ち掛けられた。ジェーンさんは両親に打ち明ける勇気がなく、黙ったまま会計事務所を退職し起業した。それからも、ジェーンさんは毎朝、母親と同じバスに乗り、空のバッグを手に事務所に出勤するふりをしていたという。

ジェーンさんが始めたポップアップストアは失敗し、6万ドル(約680万円)の借金を抱えた。両親にばれないように、商品の洋服をごみ袋に隠していた。しかし、その後、事業をオンラインに移行するとみるみる業績が上向いた。起業から2年が過ぎたころには十分な蓄えができ、両親に打ち明けると同時に家の借金を全額返済した上、両親に車をプレゼントした。

両親は当時ショックを受けていたと語ったジェーンさん。「どうやってやったのか信じられない、家族には起業家の精神を持った人なんていなかったと言っていた。どこでそんな危険を冒すことを学んだのかってね」と明かした。

Showpoはインスタグラムで180万人、フェイスブックで130万人のフォロワーを持つ。現在35歳、すでに結婚して家庭を持ったジェーンさんは、オーストラリアで裸一貫から起業した有名な女性起業家となっている。(翻訳・編集/北田

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