プリンストン大学の中国系教授、中国人学生と中国教育の問題点を指摘―中国メディア

Record China    2022年1月9日(日) 23時30分

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25日、捜狐に、米国の大学で中国人留学生の受け入れに携わっている中国系の教授が、中国人学生や中国の教育の問題点を指摘したことを紹介する記事が掲載された。資料写真。

2021年10月25日、捜狐に、米国の大学で中国人留学生の受け入れに携わっている中国系の教授が、中国人学生や中国の教育の問題点を指摘したことを紹介する記事が掲載された。

記事は、米プリンストン大学分子生物学部の康毅浜(カン・イービン)教授の話を紹介。同学部で中国人エリート学生の募集に携わり、さまざまな中国人学生と接触してきた中で「中国による歪んだ教育が、学生に困難をもたらしている」との見解を示したとしている。

康教授はまず、毎年同学部に応募してくる中国人学生の自己紹介文や推薦状について「試験の成績はいいが、自己紹介が紋切り型で個性に欠ける。なぜうちの大学に来たいのかがはっきりしていないし、やたらと完璧さを求めようとしていて、真の自分を見せようとしないように思える」と語った。

また、英語、中国語による電話面接については「残念なことに多くの学生がこれを試験だと思っていて、あらかじめ用意したベストアンサーを読んだり暗記したりしている。まるで講演しているみたいで、内容がこちらの質問からずれていたりする。そのような学生は、自分で独立した研究をしたことがなく、自信がないのかなと思う。私はこの面接で、意図的にパッケージされた『加工品』ではなく、本当の自分を見せてほしいのだが」と指摘した。

さらに、「現在、中国の基礎教育ではあまりに多くの『競争奨励制度』が存在する。幼稚園から狭隘(きょうあい)な競争意識を植え付けれており、その烙印(らくいん)は留学生にもはっきり見て取ることができ、彼らの足を引っ張っている」とし、試験重視の中国式教育を批判している。

康教授はこのほか、同大学にやってくる中国人学生によく見られる問題として「すぐにでも功績をあげようとして焦っており、科学研究の楽しさを享受していない」「この学校に来て、自分が今取り組んでいることが決して好きではなく、得意でもないことに初めて気づく」「往々にして人間関係上で問題に遭遇する。歓迎されず、孤独になる」という3点を挙げた。

そして「彼らはしっかりとした基礎知識を持ち、真面目に勉強し、強い向上心を持ち、試験に強く、成績優秀だが、探究心に欠けている。また、独立思考能力、イノベーション能力が弱いほか、功利を求める心が強い」と総括した。(翻訳・編集/川尻

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