1-9月の輸出入額がともに過去最高を更新―中国

人民網日本語版    2021年10月20日(水) 12時30分

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1-9月は人民元建て計算で輸出入額が28兆3300億元、輸出額が15兆5500億元、輸入額が12兆7800億元で、いずれも同期の過去最高を更新した。写真は深センの港。

中国商務部対外貿易司の責任者は18日、2021年1-9月の中国の対外貿易の運営状況を説明した。それによると、全体的に見て、今年の中国の対外貿易は高い強靱性を示し、急成長を実現し、貿易の質の高い発展が引き続き推進され、国民経済を力強く牽引して成長させ、新たな発展構造の構築に寄与しているという。人民日報海外版が伝えた。

同責任者は、「1-9月の中国の対外貿易運営では主に4つの特徴が見られた」と指摘し、次のように述べた。

(1)規模とシェアが再び過去最高を更新した。規模を見ると、1-9月は人民元建て計算(以下同)で輸出入額が28兆3300億元、輸出額が15兆5500億元、輸入額が12兆7800億元で、いずれも同期の過去最高を更新した。このうち9月の輸出入額は3兆5300億元で、こちらも過去最高を更新した。増加率を見ると、輸出入は前年同期比22.7%増、輸出は同22.7%増、輸入は同22.6%増で、いずれも過去10年の最高を更新した。シェアを見ると、世界貿易機関(WTO)がまとめた最新のデータでは、上半期の中国の国際市場における輸出シェアは同0.9ポイント(p)上昇して14.6%になり、中国製品が各国・各地域の人々の生産活動や生活のニーズを満たしていることがわかる。

(2)構造が持続的に最適化し、質と効果が向上した。新興市場と中国の貿易における連携がより緊密になり、輸出入のシェアは同0.7p上昇して59.9%になった。ASEANは中国の1番目の貿易パートナーの地位を維持した。中国と中南米との輸出入の増加率は平均を11.7p上回り、中国とアフリカとの輸出入の増加率も平均を5p上回った。民間企業が果たす中心的役割がさらに突出した。第1-3四半期(1-9月)に新たに登録した対外貿易の経営主体は14万2400社に上り、このうち民間の主体が94.5%を占めた。民間企業の輸出入が同28.5%増加して全体の増加率を5.8p上回り、シェアは2.2p上昇して48.2%になった。ハイテクや付加価値の高い製品の輸出が力強さを見せた。電気機械製品の輸出増加率は23%、シェアは0.2p上昇の58.8%で、輸出全体の増加率を13.5p押し上げた。このうち携帯電話の輸出は同14.4%増、家電は同20.2%増、自動車は同107%増、船舶は同37.6%増だった。

(3)業態のイノベーションが発展し、プラットフォームの機能が強化された。対外貿易が発展して新しい原動力が絶えず集積し、越境ECの輸出入が20.1%増、市場調達による輸出が37.7%増となり、海外の倉庫は2000カ所以上に増えて面積は1600万平方メートルを超えた。保税メンテナンスプロジェクトは約130件実施され、宇宙航空、船舶、精密電子機器など複数の分野に及んだ。各種の対外貿易集積区の機能が拡大し、今年新たに認定された対外貿易モデル転換・バージョンアップの拠点105カ所は、産業と貿易が有機的に結びつくための重要なプラットフォームになった。国家加工貿易産業パークの第1弾として13カ所が認定され、中部・西部及び東部地域が国際的循環への深い参加が推進され、開放型経済のレベルが向上した。

(4)牽引的役割が強まり、中国国内の経済成長とグローバル経済の回復をサポートした。中国国内を見ると、対外貿易の急成長は、川上から川下に至る産業・工業の付加価値と製造業の投資を力強く牽引し、雇用の安定、個人所得の増加、消費の回復をサポートし、エネルギー資源と重要な原材料の供給を保障し、国内経済の成長を力強く牽引した。世界を見ると、WTOの最新のデータでは、上半期の国際輸出市場における中国のシェアは同0.7p上昇して12%になり、世界の輸入増加分の15%は中国の貢献によるものだった。中国の対外貿易は世界の新型コロナウイルス感染症対策に寄与し、グローバル産業チェーン・サプライチェーンの運営を保障し、グローバル経済貿易の回復を牽引する上で重要な貢献を行った。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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