テレサ・テンをテーマとした人気のレストラン!ゆかりのピアノ、家具など展示―北京市

Record China    2014年5月21日(水) 22時30分

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北京の郊外にあるテレサ・テンをテーマとしたレストラン。ゆかりの品々や料理、歌が楽しめる。テレサ・テンが最も愛した料理「君[女且]最愛」は豚足の煮物。

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テレサ・テンのアジアでの人気は現在も根強いものがある。中国ではかつて「昼はトウ小平、夜はテレサ・テンが支配する」と言われ、絶大な人気を誇った。それゆえ一時、彼女の歌が放送禁止になるなどの措置が取られた時期もあった。現在、北京にはそんなテレサ・テンを記念するレストランがあり、すでにオープンして3年経つが、現在でも週末は予約をしないと席が取れない人気ぶりだという。台湾のレストランなどが多く集まる北京市郊外の石景山区のテレサ・テン音楽テーマレストラン(●麗君音楽主題餐庁、●=登におおざと)を訪れてみた。

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石景山区魯谷街に到着し、お店を探す間もなく、目に飛び込んできたのは、赤いドレスが素敵なテレサ・テン。洋館風の建物がとてもしゃれている。早速中に入ると、1階にはピアノや家具などテレサ・テンのゆかりの品が展示されていた。こちらのレストランは台湾テレサ・テン文教基金から正式にライセンスを得て運営しており、いずれの品も本人が使用していたものだという。

壁に大きなテレサ・テンの写真がかけてある階段を上ると、2階がレストランスペースになっていて、アーチ型の天井にはシャンデリアがかかり、大人の雰囲気が漂う。お店側によると、30代以上のファンが多く訪れるという。また一角にはステージも設けられ、スクリーンにはテレサ・テンの映像が流されていた。毎日昼と夜、テレサ・テンの歌を歌うステージもあり、私たちが訪れた時にも、女性歌手が素晴らしい歌声を披露していた。

料理は台湾料理で、メニューにはテレサ・テンが好きだった料理や曲のタイトルが名づけられた料理が並ぶ。テレサ・テンが最も愛した料理「君[女且]最愛」(88元、約1500円)は豚足を大根や揚げ豆腐と煮たもので、ご飯が進みそうな濃い味付けで美味しかった。どの料理も見た目も味もよく、彼女の歌とともに、楽しい時が過ごせた。

中国の民主化運動を支持し、1989年6月4日に起きた天安門事件に対し、抗議を訴えたテレサ・テン。時は流れ、彼女はすでにこの世を去り、今年の6月4日で、天安門事件は25周年を迎える。

※本記事は中国・日本のリサーチ、コーディネーション〜(株)ナンバーワンズの特別提供。ナンバーワンズはさまざまな番組に対応した中国に関するリサーチやロケコーディネーションを行っている。

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