中国車の国際競争力が徐々に強化、「優れた製品は海外でもよく売れる」と中国メディア

Record China    2021年10月16日(土) 8時20分

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中国メディアは「中国車の品質・技術・ブランドサービスの水準が近年絶えず向上し、国際的な競争力が徐々に強化されている」と報道。「優れた製品は海外でもよく売れる」と自賛した。

中国車の品質・技術・ブランドサービスの水準が近年絶えず向上し、国際的な競争力が徐々に強化されていると中国メディアが伝えた。この中では「中国車の輸出は新たな見所、新たな特長を示している」と強調。「優れた製品は海外でもおのずとよく売れる」と自賛した。

中国網が伝えた中国汽車工業協会のデータによると、中国自動車メーカーの今年8月の輸出台数は18万7000台。同協会の許海東副チーフエンジニアは「中国の(電気自動車=EVなどの)新エネルギー車産業は現在、すでに徐々に発展し始めており、製品が成熟化してきている。国内の消費者から広く認められ、かつ海外進出のペースを上げている」と背景を説明した。

例えば、比亜迪のSUV(スポーツ用多目的車)「唐EV」の第1陣100台は6月7日に上海港を出発し、7月24日にノルウェーのドランメン港に到着した。唐EVのノルウェー発売並びに1台目交付イベントが8月12日、オスロで開かれた。

記事は「世界で初めて新エネ車100万台ラインオフを達成した中国ブランドによる今回の交付は、その乗用車事業のノルウェー市場および欧州市場への正式な進出・展開を意味する」と言及。同社の責任者は「年内にノルウェーに唐EVを1500台交付する見通しだ。当社の新エネ車事業はすでに米国、カナダ、ブラジル、チリ、メキシコ、コロンビア、エクアドル、ウルグアイ、アルゼンチン、パナマなどの国や地域で全面的に展開されている」と述べた。

さらに中国自動車メーカーは近年、ASEAN(東南アジア諸国連合)市場で次々と投資し工場を建設している。吉利がプロトン(マレーシアの自動車メーカー)を買収・合併し、長城汽車が米ゼネラル・モーターズ(GM)のタイ工場を買収。上汽乗用車はタイで合弁工場を設立し、上汽通用五菱もインドネシアで工場を設立した。

業界関係者は「ASEANの制度によると、ASEANのどの加盟国で工場を建設しても、現地化が一定の程度に達していれば、ASEANのすべての国に輸出できる。中国自動車ブランドは巨大資本によりASEAN市場の扉を開いている」と先行きに自信をのぞかせた。

許氏は「中国自動車メーカーの海外進出のモデルにも変化が生じ、インドネシア、タイ、インド、ロシアなどで投資し工場を建設している。これらの現地化生産モデルは中国自動車メーカーの海外進出の未来の発展方向だ」と指摘。「中国自動車メーカーが近年輸出している車種の多くが国内人気車だ。これらの製品はすでに国内で消費者から認められており、輸出先の市場でも高い競争力を持ち、海外消費者から認められている」と誇示した。(編集/日向)

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