中国の小学生が日本兵の像にビンタ、「一体何がいけないのか」―中国メディア

Record China    2021年10月14日(木) 9時20分

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12日、観察者網は、重慶市で小学生が旧日本兵を模したと見られる像に何度も平手打ちを食らわせ物議を醸したことについて「一体何が問題なのか」とする文章を掲載した。

2021年10月12日、中国のニュースサイト・観察者網に、重慶市で小学生が旧日本兵を模したと見られる像に何度も平手打ちを食らわせ物議を醸したことについて「一体何が問題なのか」とする文章が掲載された。

文章は、重慶市の洪崖洞で、小学生が通りに設置された旧日本軍兵士を模したと思われる像の頬に何度もビンタを食らわせる動画がネット上で拡散して議論を呼んだことに言及。ネットユーザーからは「勇猛すぎてなえる」「恨みばかりを強調する教育の産物だ」といった批判的な声や、かつて反日感情が高まった際に中国人の所有する日本車を破壊して非難を浴びた中国人とやっていることが同じだという指摘も出たとしながら、「これらには賛同しかねる」と述べた。

その上で、「この小学生は、中国を侵略した日本軍を象徴するような像を見て、かつてわが国民にもたらされた苦難を思い、素朴な正義感から平手打ちを浴びせたのだ。一体どこに過ちがあるというのか」と主張した。

さらに、「浙江省杭州市の岳王廟で跪き続ける売国奴・秦檜の像は毎日のように観光客から辱めを受けているが、秦檜を擁護する者は誰もいない。それなのに、旧日本軍兵士の像は何回か引っぱたかれただけでこんなに多くの人から『像を殴るな』との声が出るのか。イスラエルの近代的な都市テルアビブに、もし、ナチス兵士やヒトラーの像が設置されていたら、人々はいったいどんな反応を示しただろうか」と論を展開した。

そして、「この件についてわれわれは、どうしてにぎやかな通りに日本兵の像を置く必要があったのかという点こそ批判すべきなのだ。それなのに、一部のネットユーザーは、何の像かは関係なしに、とにかく子どもが像をたたいたという点ばかりをクローズアップし、やれ体制の問題だ、教育の問題だなどと騒いでいるのである」とした。(翻訳・編集/川尻

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