中国の識字率が低下、義務教育の普及は名ばかり

Record China    2007年6月14日(木) 0時23分

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2007年6月12日付のチャイナデイリーによると、中国の識字率が低下していることがわかった。9年間の義務教育普及に力を入れているものの、低所得層が教育を受けられないのが一因だ。

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2000年から2005年の5年間で、読み書きができない人の数が3000万人増えて1億1600万人に達し、人口密度の高い中部と東部で明らかに増加していることがわかった。山東省だけでも963万人に達するという。

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中国政府は以前、2002年までのデータとして、読み書きのできない割合は1992年の22.23%から8.72%に減少したと発表した。9年間の義務教育を普及させ、4年後には15歳から24歳までの識字率を100%にするとの目標を掲げていた。***

しかし識字率は100%どころか逆に低下してしまっている。低下の原因として、義務教育とはいえ、教科書代など費用負担が大きいことから、低所得層の子どもが就学できないことや、農村部から季節労働者が都市部へ流れ込むようになり、季節労働者の子どもへの教育がおろそかになっていることも識字率低下を招いたと見られる。(翻訳・編集/WF)

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