宇宙での成功、科学出版物の数で世界一…中国は科学大国としての地位を確立―仏メディア

Record China    2021年10月10日(日) 9時10分

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仏紙ル・モンド(電子版)はこのほど、中国について「科学分野における世界の主要なプレーヤーとしての地位を確立している」とする記事を掲載した。写真は中国国内の書店。

中国紙・環球時報(電子版)によると、仏紙ル・モンド(電子版)はこのほど、中国について「科学分野における世界の主要なプレーヤーとしての地位を確立している」とする記事を掲載した。以下はその概要。

中国が過去3年間に宇宙分野で成功を収めたことと2020年に科学出版物の数で世界一になったことは、その成功の一例にすぎない。

中国の科学技術の最も鮮やかな象徴は、地球上ではなく宇宙にある。中国は過去3年間で宇宙での成功を倍増させた。中国は月の裏側に着陸した最初の国となった。中国の探査機は米国、旧ソ連に続いて月の土を持ち帰った。中国は今年5月に火星に探査機を着陸させたのに対し、欧州の火星探査機の打ち上げは22年まで待たなければならない。中国の宇宙飛行士3人は3カ月の任務を終えて無事帰還した。

仏ネール研究所(CNRS)の研究ディレクターであり、北京の仏大使館の科学技術顧問でもあったピエール・レモンド氏が提供したデータによると、2000年以降の中国の研究開発支出は経済協力開発機構(OECD)加盟国の合計の8割に相当する。19年の中国の研究開発費の対国内総生産(GDP)比は2.235%で、フランスの2.196%を上回った。世界知的所有権機関(WIPO)による21年版のグローバル・イノベーション・インデックスで中国は12位となった。これはフランスの11位に次ぐもので、13位の日本より先んじた。20年の科学出版物の数は、米国の52万7000冊に対し中国は56万7000冊だった。(翻訳・編集/柳川)

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