まもなく国慶節連休、人気の旅行先は?―中国

人民網日本語版    2021年9月25日(土) 16時40分

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中秋節の小型連休が終了し、今度は国慶節の大型連休の足音がだんだん近づいてきた。写真は三亜市。

中国では中秋節(旧暦8月15日、今年は9月21日)の小型連休が終了し、今度は国慶節(建国記念日、10月1日)の大型連休の足音がだんだん近づいてきた。21日に携程旅行網が発表した「国慶節観光予測データ報告2021」によると、今年の国慶節連休の旅行商品の予約ピークは例年より1週間ほど遅く、中秋節連休の終了後に訪れる見込みという。成都商報が伝えた。

現在売り出されている旅行商品のタイプを見ると、航空券の予約と長距離観光ツアー商品が中心で、航空券と鉄道乗車券の予約が40%以上を占めた。ただ予約の増加率を見ると、これからの2週間は近場の観光ツアー商品の予約が中心になるとみられる。

21日現在、携程を通じての予約件数が多い人気目的地の上位10カ所は、北京、上海、成都、深セン広州杭州重慶長沙、三亜、武漢となっている。

■国慶節の旅行はどこへ?

目下の予約状況を見ると、国慶節連休に最も活発に旅行に出かけるのは女性と「80後(1980年代生まれ)」、「90後(1990年代生まれ)」だ。同報告によると、これまでに国慶節連休の旅行商品を予約した人のうち、女性が55%を占めている。「90後」は引き続きトップグループで40%を占めた。次は「80後」の34%。注目されるのは、「00後(2000年代生まれ)」の旅行市場における役割が徐々に顕在化し、今年は前年比5%増加したことだ。

今年の国慶節連休の旅行はどこが人気だろうか。21日時点の携程での予約件数の人気目的地は、北京、上海、成都、深セン、広州、杭州、重慶、長沙、三亜、武漢となっている。

北京は中秋節連休に続いてトップを走り、国慶節連休でも一番人気がある。新たな「行くべきスポット」となったユニバーサル・スタジオ・北京の開園効果が続き、携程での国慶節連休の最初の3日間の入場券予約件数は中秋節連休を抜いた。

また、観光客はニッチな目的地をさらに追い求めるようになり、国慶節連休には五線都市が新たな旅行先として消費者の視野の中に入ってきた。同報告によると、今年の五線都市の予約件数は昨年の6%から今年の12%に上昇し、国慶節連休の五線都市「ポテンシャル銘柄」は、ブルチン、康定、シャングリラ、カシュガル、張掖、稲城、海西、中衛、カラマイ、ニンティだという。

■国慶節連休は何をするか?

同報告の予測では、今年の国慶節連休には大半の観光客が地元や周辺を旅行して連休を過ごすという。携程の複数の予約データからも、この傾向があることを物語っている。21日現在、携程での国慶節連休の観光地入場券予約件数は前年同期比30%以上増加し、うち周辺の観光地の占める割合が昨年より上昇している。

観光地のタイプ別に見ると、テーマパーク、博物館、動物園、水族館、特色ある街並み、都市公園など「都市型レジャー」の観光スポットが予約の中心で、全体に占める割合が70%に迫る。その次に多いのは「周辺型レジャー」の観光スポットで、山、歴史ある都市・町、温泉、湖などが人気だ。

家族旅行は今年の国慶節連休でも人気がある。21日現在、国慶節の観光スポット入場券の親子での予約件数は前年同期比71%増加した。「80後」は子ども連れの割合が最も高く、その予約件数は「90後」の10倍になる。

同報告が現在の予約状況に基づいて発表したところによると、「80後」が国慶節連休に子どもを連れて最も行きたい目的地は、ユニバーサル・スタジオ・北京、武漢海昌極地海洋公園、第13回中国国際航空宇宙博覧会、上海海昌海洋公園、珠海長隆海洋王国だ。また、「90後」が国慶節連休に子どもを連れて最も行きたい場所は、ユニバーサル・スタジオ・北京、上海ディズニーランド、畢棚溝、劉公島、南京歓楽谷となっている。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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