【CRI時評】歴史的選択 「中国プラン」は大国の役割を示す

CRI online    2021年9月23日(木) 17時50分

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「世界は再び歴史の岐路に立っている。人類の平和発展と進歩の潮流は押しとどめられないと確信している」ー中国の習近平国家主席は21日、第76回国連総会の一般討論に北京からビデオ形式で出席し、こう語った。

「世界は再び歴史の岐路に立っている。人類の平和発展と進歩の潮流は押しとどめられないと確信している」ー中国の習近平国家主席は21日、第76回国連総会の一般討論に北京からビデオ形式で出席し、感染症に対する連携、経済回復、国際関係の発展、グローバルガバナンスの改善などの課題について一連の新たな主張と新たな措置を提案し、国際社会、とりわけ多くの発展途上国の普遍的な要求と共通の願いに応え、グローバルガバナンスを改善するための「中国プラン」を示して見せた。

感染症との戦いについて、習主席は国際的に連携した予防・抑制活動の強化を強調し、ワクチンを全世界の公共財とし、全世界的な科学的起源調査を支持し参画していくと共に、中国は年間20億回分のワクチンを対外提供するよう努力し、「COVAX(コバックス)」に1億ドルを寄贈するのに加え、発展途上国向けに年内に1億回分のワクチンを無償提供すると表明した。

世界経済について、習主席は初めてグローバル発展イニシアチブを提案し、「発展優先」「人民中心」「革新主導」「人と自然の調和・共生」の堅持を呼びかけると共に、中国は3年以内に再度30億ドルの国際支援を提供することを表明したほか、発展途上国のエネルギーのエコロジー化と低炭素化を強力に支持し、今後は海外での新たな石炭発電プロジェクトは設けないと宣言した。

これを受けて、米クーン基金会のロバート・ローレンス・クーン会長は、習主席が提案したグローバル発展イニシアチブは全世界の発展に「好ましいポジティブエネルギー」を注入することになると指摘している。

国際関係と多国間主義について、習主席は「民主はどこかの国の専売特許ではなく、各国人民の権利である」「外部への軍事的干渉といわゆる民主的改造は甚大な被害をもたらす」「小グループとゼロサムゲームの放棄」そして、世界にはただ一つの体系、秩序、ルールしかないという見解を打ち出した。こうした論述は相互尊重、公平・正義、ウィンウィンの協力関係という新たな国際関係の構築に役立つものだとみられている。

これについて、米誌「エグゼクティブインテリジェンスレビュー(EIR)」のワシントン支局長を務めるウイリアム・ジョーンズ氏は、習主席が中国は「侵略したり、他人をいじめたりせず、覇を唱えることもない」と改めて述べたことは、一部の西側諸国の指導者が「自身の価値観で世界をリードする」と叫ぶのと鮮やかな比較を成しているとしている。

また、習主席が今回の国連総会で宣言した一連の新たな主張と新たな措置は、中国が常に世界平和の建設者、世界発展の貢献者、国際秩序の擁護者、公共財の提供者であり、中国の新たな発展が必然的に世界に新たなチャンスをもたらすことを力強く証明している。これは中国の歴史的選択であり、中国の世界への約束、役割でもあるとみられている。(CRI論説員)

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