中国のたばこの警告表示は甘い?ネット上で議論―米華字メディア

Record China    2021年9月24日(金) 7時20分

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23日、米華字メディア・多維新聞は、中国で販売されているたばこの警告表示をめぐって議論が起きていることを報じた。

2021年9月23日、米華字メディア・多維新聞は、中国で販売されているたばこの警告表示をめぐって議論が起きていることを報じた。

記事は、あるネットユーザーが先日「わが国はたばこの生産量、喫煙者数が非常に多いが、たばこの危害は現在世界で最も深刻な公衆衛生問題の一つだ。それなのに、国内のたばこの包装は美観が追求されていて、誘惑性がある。きれいな包装は青少年をたばこに誘引する要素になる」とし、国家たばこ専売局に対してたばこの包装上に大きな警告画像を付すよう要求する書き込みをネット上の掲示板に行い、議論を読んだと伝えた。

そして、この書き込みに対して同局が17日に「当局では『たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約』に規定される責任、義務を真摯に履行している。条約では包装について『写真やイメージ図を含めることができる』と規定されているものの、締結国に対して写真や図による警告の採用を強制していない」と説明したことを紹介している。

同局はまた、中国のたばこの包装はこれまでにたびたびルールの変更を行い、警告文の増加、警告文を表示する面積やフォントの拡大、目立つ色の採用などによって警告効果を高めており、これにより成人、青少年の喫煙率が安定的に低下しているとの見解を示したという。

記事は、鳳凰網が実施したオンライン調査により、半数の人が「現在のたばこの警告表示は不十分」との認識を示し、大部分の人が図や画像による警告を追加することを支持していることが明らかになったと紹介。当局が図や画像による警告の採用、警告スペースの拡大に必ずしも積極的ではない理由について、中国疾病予防管理センター元副主任の楊功煥(ヤン・ゴンホアン)氏が「業界の利益に影響が出ることを懸念して、たばこ業界が反対し続けている」点を挙げたことを伝えた。(翻訳・編集/川尻

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