時速3000キロのリニア、現在は実験段階―中国

配信日時:2014年5月17日(土) 22時23分
時速3000キロのリニア、現在は実験段階―中国
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15日、西南交通大学が時速3000キロのスーパーリニアモーターカーを開発したというニュースが話題となっている。写真は上海リニア。
2014年5月15日、西南交通大学が時速3000キロのスーパーリニアモーターカーを開発したというニュースが話題となっている。西南交通大学はこれを受け、「真空チューブ式超高速リニアモーターカーの関連技術はまだ実験段階にあり、実用化に向けた準備を開始していない。本校は記者会見を随時開き、プロジェクトチームに同技術の進捗状況を報告させる」と表明した。同リニアモーターカーの時速は時速3000キロと、飛行機よりも速い。これは北京とウルムチを1時間で結ぶ速度だ。新華網が伝えた。

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西南交通大学は世界初の真空チューブ式超高速リニアモーターカー試作機実験プラットフォームを建設した。実験において、真空チューブ内の大気圧は外の10分の1に設定された。実験に用いられた円軌道の半径が6メートルのみのため、試作機の現在の最高速度は時速50キロとなっている。ネットユーザーが注目している時速3000キロという速度は科学者の推算によるもので、実験環境で到達しうる最高の理論的数値だ。

列車の時速が400キロ以上に達すると、83%以上のけん引力が空気抵抗によって失われる。科学者は真空環境を作ることで、リニアモーターカーの空気抵抗を減少させようとしている。

中国科学院物理研究所超電導国家重点実験室の趙林(ジャオ・リン)副研究員は、「超高速リニアモーターカーは未来の交通輸送の重要な方向となっている。実験段階では小規模の真空チューブ実験プラットフォームを建設し、リニアモーターカーの実験を実施できる。実用化については、さまざまな要素を加味しなければならない。例えば超高速はレールや車体そのものの材料により厳しい要求を突きつける。長距離真空チューブの建設費と維持費も莫大な規模になる」と指摘した。(提供/人民網日本語版・翻訳/YF・編集/TF)
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