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12日、観察者網は、台湾の新型コロナ感染予防用の隔離ホテルとして使用されている部屋の環境が劣悪で、利用者からクレームが相次いでいることが明らかになったと報じた。
2021年9月12日、観察者網は、台湾の新型コロナ感染予防用の隔離ホテルとして使用されている部屋の環境が劣悪で、利用者からクレームが相次いでいることが明らかになったと報じた。
記事は、台湾メディアが11日に報じた内容として、苗栗県の住民が先日SNS上で、今月始めに外地から戻ってきた際に隔離措置として滞在した現地のホテルの状況を暴露したと紹介。部屋の環境はかなりひどく、この住民が撮影した動画には床や机の上をたくさんのアリが歩き回り、テレビにも虫が登ったり下りたりしていたほか、窓辺にはゴキブリの死骸が放置され、壁や冷蔵庫にはカビが生えている様子が映っていたと伝えた。
また、このようなひどい環境であったにもかかわらず、1泊当たり2700台湾ドル(約1万700円)を支払わなければならず、ホテル側は行政からの補助金を加えると3500台湾ドル(約1万3900円)を得ていたと指摘。隔離措置は十数日間となっており、1人あたり十数万円という大きな売り上げになるとしている。
さらに、この住民があまりの環境の悪さにホテル側に部屋の変更を求めると「他のホテルに行け」と追い出されそうになったと告白したこと、他にも「カーペットがカビていた」「浴室も洗面台も水漏れした」「ウェブサイト上の写真はきれいだった。まさかこんなにひどいとは思わなかった」といったクレームが他の人からも寄せられていることが分かったと伝えた。
記事は、多くの住民のクレームを受けたホテルの関係者が「部屋の変更に応じているとともに、問題の部屋のリフォームを検討している」とコメントしたことを紹介。現地の関係当局もホテルの検査を実施し、消毒や清掃を求めるとともに、期限を切って是正策を講じるよう命じたとしている。(翻訳・編集/川尻)
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